NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
12頭フルゲートでどの馬にもチャンスがありそうな建依別賞。
ここは、ダートグレードや他地区で一線級の馬に揉まれてきたケイエスゴーウェイが中心。高知転入後の初勝利が重賞制覇となった二十四万石賞のときも、ダートグレードで揉まれてきた経験が生きた。今回も状況はそのときと同じ。競走馬は強いメンバーと一緒にレースをしてこそ強くなるもの。ちょっと不安なのが赤岡修次騎手がビッグフリートのほうを選んだということだが、逆に兵庫から期間限定騎乗で来ている寺地誠一騎手にとっては大きなチャンス。
相手は、その赤岡騎手が今回選んだビッグフリート。もともとは中央のダート短距離路線のオープンを走っていた馬。高知移籍後も積極的に遠征し、一昨年は東京盃GIIやJBCマイルGI(川崎)などにも出走した。1年以上の休養があり、今年6月に戦線復帰。前走今回と同じ1400メートルのA級選抜戦を接戦で制しているだけに、今回も期待がかかる。
オオキナキタイは、重賞経験が3走前のトレノ賞2着のみだが、A級選抜で常に安定している成績を残しているだけに一角崩しの可能性も。
マリスブラッシュは早めの競馬で自分の展開に持ち込めばチャンスあり。
◎ケイエスゴーウェイ
○ビッグフリート
▲オオキナキタイ
△マリスブラッシュ