NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
7頭立てとちょっと寂しくなった荒炎賞。荒尾所属馬6頭はすべて前走荒尾商工会議所杯を使ったメンバーの再戦で、ここに佐賀からフサイチクローバーが遠征してきた。
その荒尾商工会議所杯は、1番人気のシゲルクシエラが6着に沈み、5番人気のゴールデンキラリが勝って、馬単11万円、3連単86万円という波乱となった。地元荒尾勢が今ひとつ力関係がはっきりしないメンバーなら、佐賀のフサイチクローバーで勝負になりそうだ。フサイチサガントスと同じ世代の「フサイチ」の期待馬。デビューが12月と遅れ、連戦連勝とはいかなかったが、前々走で3歳1組特別を勝つまでになった。前走中央未勝利との交流ブレイズカップは、中央勢上位独占の一角を崩す3着と健闘。このメンバーなら重賞タイトルに手が届きそうだ。
相手にはシゲルクシエラ。荒尾商工会議所杯では人気にこたえられなかったものの、3走前に古馬C級1組を勝ち、前々走古馬B級で2着に入った実力は、荒尾勢ではメンバー最上位。勝つのはこの2頭のどちらかだろう。
荒尾商工会議所杯を勝ったゴールデンキラリ、同3着のテイエムテルスターが上位2頭のどちらかが崩れればチャンスが巡ってきそう。
◎フサイチクローバー
○シゲルクシエラ
△ゴールデンキラリ
△テイエムテルスター