NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
南関東の3冠路線で期待されたグッドストーンが、名古屋移籍後2戦目で勝利を上げた。2歳時はデビューから平和賞まで5連勝。3歳になっても京浜盃、羽田盃でともに2着と好走したが、その後は善戦こそあるものの勝ち星が挙げられず、結局は平和賞が南関東での最後の勝ち星となっていた。
久々の勝利となった前走のペリドットオープンは、気合を入れてハナを奪うと後続を引き付けての逃げで、最後はレオマジックをアタマ差でしりぞけた。
グッドストーンの復活にも期待したいが、ここはトミノダンディの勢いに賭けてみたい。まだ条件クラスで重賞勝ちこそないものの、経験は豊富。昨年3歳時は兵庫チャンピオンシップJpnIIで4着、マルヨフェニックスが勝った大井の黒潮盃でも5着と、全国区の一線級相手にそこそこのレースをしている。今年もマーチカップ、スプリング争覇、ともに勝ったウイニングウインドからそれほど差のない3、2着と東海地区のトップクラスを相手に互角のレースをしている。遠征経験も豊富なだけに、ここで重賞初制覇といきたいところ。
グッドストーンにももちろん勝機はあり、3番手には前走読売レディス杯3着だったテーマミュージック。2005年のこのレースを制しているだけに、再びの期待もかかる。
地元勢では、昨年、百万石賞2着、白山大賞典2着、北國王冠を勝ち、中日杯3着と、金沢の重賞戦線で常に安定した成績を残したマヤノオスカーが最上位だが、東海勢を相手にどこまで。
前走MRO金賞を4馬身差で逃げ切ったノーブルシーズは、その前走で古馬A2特別を勝っているものの、さすがにこのメンバーに入ると厳しいだろう。今回は見送る。
◎トミノダンディ
○グッドストーン
▲テーマミュージック
△マヤノオスカー