NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
連覇を狙うベストタイザンが断然抜けている感じのメンバー構成。昨年このレースを勝って以降、負けたのは兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIの4着のみで、それ以外は連戦連勝。その兵庫ゴールドトロフィーも勝ったリミットレスビッドから1/2、クビ、1/2馬身差という見せ場たっぷりのレースだった。よほどの不利かアクシデントでもない限り、このメンバーでは負けられないところだろう。
相手筆頭がプリティスキャン。昨年8月、S1特別の1230メートル戦ではベストタイザンを破ったこともあるが、ここ2戦は連続して2着。いずれもベストタイザンより斤量が恵まれての結果で、同斤量となる今回は逆転は難しいだろう。
そのほかのメンバーは、A1やA2で勝ったり負けたりか、S1では苦戦という近況。よほどの大駆けでもない限り勝ち負けまでは難しそうだが、ここ4戦で2勝、2着2回のピースプロテクターに未知の魅力。モエレトレジャーは今年2戦とも着外だが、かつての力が出せれば。
◎ベストタイザン
○プリティスキャン
△ピースプロテクター
△モエレトレジャー
ところで兵庫には現在、佐賀記念JpnIIIを制したチャンストウライ、今年の名古屋大賞典JpnIII2着のアルドラゴン、そしてこのベストタイザンと、ダートグレードでも通用する馬が何頭かいて楽しみなのだが、なぜかなかなか地元で直接対決とはならないのがちょっと残念なところ。
楽しみは、今年初めて園田で行われるJBCで、中央の強豪を相手にどんなレースをするのかということだろうか。