岩手ではシーズン最初の古馬重賞、シアンモア記念。テンショウボス、サイレントエクセルが出走態勢が整わず不在で、伝統の重賞としてはやや寂しいメンバー。南関東から遠征の2頭が、その代わりとしてレースを盛り上げるかどうか。
前走今シーズン2戦目を勝ったサンシャインヘイロから狙ってみたい。1800メートル以上を中心に使われているが、調子を上げてきているだけに、中団から早めに先頭に取りついて押し切る。
トライアルの栗駒賞を勝ったタイキリオンは、水沢1600メートルはこれが初勝利だった。芝中心のローテーションだが、ダートのここで重賞初制覇を狙う。
ノムラリュウオーは、前走房の国オープンで02年8月以来の勝ち星となったが、そのレースぶりをそのまま評価していいものかどうか。ただ、鞍上が小林俊彦騎手なのはプラス材料。
水沢の重いダートが得意のダンディキング、栗駒賞2着のマンジュデンコウベらも差はない。
◎サンシャシンヘイロ
○タイキリオン
▲ノムラリューオー
△ダンディキング
△マンジュデンコウベ
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5月9日現在、高知に登録されている現役3歳馬は18頭。黒潮皐月賞に出走してきた10頭のうち9頭が他地区からの移籍組で、古馬の条件級に編入され、これまで直接対決がほとんどなく力の比較が難しい。
ここは未知の魅力ということもあり、高知転入後2戦2勝のリワードファントムに期待してみたい。赤岡修次騎手は先月、二十四万石賞、笠松・オグリキャップ記念と勝っているだけに、その勢いも買う。
10頭中9頭がE級格付けだが、前走C5クラスを1番人気で勝っているパッショネートキスのほうが、地力は上かもしれない。
前走E級選抜を5馬身差で勝ったグランドオーク。どうやらここまでの3頭の力が抜けている感じだ。
転入後3戦目の前走で初勝利を挙げたモグも上積みがあれば一角崩しも。
◎リワードファントム
○パッショネートキス
▲グランドオーク
△モグ