NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
今年から地方全国交流となったオグリキャップ記念の前哨戦、スプリング争覇。
ここは3連勝で前走マーチカップまで制したウイニングウインドで間違いなさそうだ。
過去5走の馬柱を見ても一目瞭然。ほかに連対実績があるのは、トミノダンディとヒカリボラゾンのみで、トミノダンディにしても勝ったのは笠松のA4クラス、ヒカリボラゾンは高知のC級でしかない。
相手もトミノダンディで堅そうだ。前走マーチカップでは2番手を追走し、勝ったウイニングウインドから半馬身+1馬身半差の3着。近走の実績でも、重賞で上位に食い込んでいるのはウイニングウインドとトミノダンディしかいない。
2頭に迫るとすればコスモダークだが、前走マーチカップは6着とはいえ、ウイニングウインドから2秒6も離された。06年6月の川崎在籍時、浦和B1特別以来勝ち星から遠ざかっているだけに、よほど展開の助けなどがなければ連対するのは厳しそうだ。
◎ウイニングウインド
○トミノダンディ
△コスモダーク
人気を集めそうなウイニングウインドだが、ダート1900メートルは笠松・名古屋でこれまで10戦して7勝、2着1回、3着2回というほぼ完璧な成績。もはやどうやってもウイニングウインドは負けそうもない。前走のマーチカップに続いて、単勝元返しとなるのだろうか。
ところで笠松競馬場といえば、今ごろはちょうど土手の桜が満開であろう。お近くの方は競馬場に出かけてみてはいかがだろうか。
せっかくなので、2年前のスプリング争覇当日、笠松駅から競馬場に向かう土手の満開の桜を掲載しておこう。