新春盃は、近走イマイチの成績の馬が多く難解な一戦。そんななか好調なのはセンゲンゴロー。前々走の東海菊花賞は勝負にならなかったが、それを除けば中央との条件交流からA2特別まで3連勝。このメンバーでは格は最上位。1400メートルという距離ももっとも得意とするところ。中心にはセンゲンゴローを推す。
同様にA2クラスで好勝負をしているケイアイダンシングが相手筆頭。ここ3戦、1、2、1着と好調のリスポンスフウジン、遠征経験豊富なオグリホット、中央から転入初戦のイシノファイターあたりに流す。
◎センゲンゴロー
○ケイアイダンシング
▲リスポンスフウジン
△オグリホット
△イシノファイター
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古馬アラブの重賞・高知市長賞。アラブの在籍頭数もだいぶ少なくなってきて、高知でもアラブの重賞はどうやらこれが最後となるらしい。
それゆえ条件クラスからの挑戦や、福山からの移籍後1戦のみという馬も2頭いる。
ここは実績断然のホーエイスナイパーが堅い中心。昨年3月に福山から転入して以来、福山・タマツバキ記念遠征(4着)以外は高知で16戦13勝、2着3回というほぼ完璧な成績。
逆転候補は、3走前にホーエイスナイパーに土をつけたイケノグレイス。18戦連続3着以内で、先着されているのはほとんどホーエイスナイパーのみという感じだ。
最多勝記録を更新中で、現在通算49勝を挙げているエスケープハッチはここのところ順調に使えていないのがちょっと心配。後方から追い込み一辺倒の馬だけに、ゴール前届かずということもよくあるが、展開がはまれば逆転の可能性もある。実績的にはこの3頭が抜けている感じだ。
◎ホーエイスナイパー
○イケノグレイス
▲エスケープハッチ
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門松賞はレース名のとおり、ずっと正月に行われている明け3歳馬の重賞だが、サラブレッドのレースとなって今年で2年目。
九州ジュニアグランプリ組が4着のテイエムキバレー、6着のシャインティアラのみというのちょっと寂しい。
北海道では未勝利も、転入後3連勝で柊賞まで制したエイコウピュアーが中心。スピードで押し切るタイプではなく、3連勝はいずれも後方追走から位置取りを上げての差し切り勝ちというレースぶりで、大くずれはないだろう。
前走デビューから5戦目が初勝利となったドリームインボスは、その前走は1400メートルのレコード勝ち。前々走JRA認定レース2着は、勝たれたのが九州ジュニアグランプリ2着のテイエムワッゼエでは仕方ない。エイコウピュアーとは対照的に、先行逃げ切りタイプ。一気に突き抜ける可能性もある。
中央から戻ってきたマルシゲロッチがどこまで。デビュー2連勝のあと中央に転厩し、3戦していずれも2桁着順で荒尾に戻ってきた。荒尾では7月以来の実戦となる。
前走、花吹雪賞トライアルのプリンセス賞2着のカシマアモーレが連下候補。
◎エイコウピュアー
○ドリームインボス
▲マルシゲロッチ
△カシマアモーレ