先週に引き続いて今週も重賞が4つ。
まずは、ばんえい古馬一線級による高重量戦、北見記念。
11月に入ってから帯広競馬場の馬場がだいぶ軽くなってきたようで、23日(金)のレースを見ていてもかなりのスピード決着だった。
馬場が軽くなればミサイルテンリュウの出番。岩見沢記念では先頭で障害を越えたが、トモエパワーに差し切られ、最後はゴール線上で止まり、カネサブラックにも交わされてしまった。しかし今の馬場なら早め先頭で一気に押し切る。
対抗にはフクイズミ。この馬は障害次第で、岩見沢記念でも障害で苦戦し5着に敗れたが、障害さえまともに越えれば、軽い馬場で一気に差し切る場面も。
カネサブラック、ナリタボブサップもスピード馬場は歓迎。
岩見沢記念を勝ったトモエパワーだが、その岩見沢記念ではミサイルテンリュウやカネサブラックより10キロ軽かったのが、今回は同重量となったこと、それに馬場が軽くなるのはこの馬にとってはマイナスなので、今回は見送る。
◎ミサイルテンリュウ
○フクイズミ
▲カネサブラック
△ナリタボブサップ
△アンローズ
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岩手では、15年ぶりに水沢で行われる北上川大賞典。
ここは名実ともに岩手の頂点に立ち、前走オッズパークグランプリで笠松のミツアキタービンを斥けたテンショウボスで断然。この距離は初めてだが、1400や1600あたりより2000メートルのほうが安定していることからも、問題なくこなすだろう。
逆転する可能性があるとすればエアウィード。一昨年このレースを制し、昨年も2着。今シーズンは未勝利だが、血統的にもここで力を発揮するはず。
ボスアミーゴはダートのこの距離ではやや割引。着実にクラスを上げてきて、これが重賞初挑戦となるサンシャインヘイロがどこまで。
◎テンショウボス
○エアウィード
△ボスアミーゴ
△サンシャインヘイロ
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福山では、今年からサラブレッドのレースに衣更えした福山菊花賞。距離はこれまでと同じく2250メートルの長丁場。
ここは兵庫から転入後3連勝でA1特別まで突破したナムラベンケイから。
既成勢力の代表ファニーカイザーが相手で、兵庫在籍時から4連勝中のコスモハードリカーもまだ底を見せていない。
前走福山で初の敗戦を喫したサージェナイト、順調にクラスを上げてきたイブキカンハダらも連下なら。
◎ナムラベンケイ
○ファニーカイザー
▲コスモハードリカー
△サージェナイト
△イブキカンハダ
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九州ジュニアチャンピオンは、まだインフルエンザの影響が長引いているのかどうか、佐賀所属馬だけでの争いとなった。
前走シリウス賞でフサイチサガントスに土をつけ、デビューから3連勝としたキリンジで断然。
ほとんどがキリンジとは勝負付けが済んでるメンバーで、フォーマルハウト賞でそのキリンジに1馬身半差2着のスターオブジャンプが相手筆頭。中央や南関東への遠征を除けば、ここまで先着を許したのはフサイチサガントスとキリンジのみで、逆転の可能性があるとすればこの馬だけ。
一角崩しがあってもキングサンディまでだろう。
◎キリンジ
○スターオブジャンプ
△キングサンディ