NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
毎年同じようなことを書いているような気もするが、このブリーダーズゴールドカップは、第1回で笠松のフェートノーザンが勝ったものの、その後地方馬がまったく勝てない。この状態がもう17年も続いている。
それでも初期には2着に食い込む地方馬がけっこういたものだが、94年に地元のササノコバンが2着して以降、地方馬は連対すらさせてもらえない。
で、今回は、昨年3着のジンクライシスが回避。地元のエース級がダートグレード初挑戦のギルガメッシュでは、今年も地方勢の食い込みは難しい。せいぜい3連単の3着だろう。
中央勢4頭でどう順番をつけるかだが、これが意外と難しい。
近走の成績では、東海ステークスGIIで差し切り勝ちを決めたメイショウトウコンが目につく。が、その東海ステークスは見せ場なく10着に敗れたものの、続くブリリアントステークスで後方から大外一気を楽に決めたオリンピアンナイトのほうを評価したい。
マイネルボウノットは近走不振だが、昨年の東海ステークスでは、その後ブリーダーズゴールドカップを勝つことになるハードクリスタルの2着という実績がある。一息入れたここで復調していれば可能性はある。
アルドラゴンは、名古屋大賞典JpnIIIでブルーコンコルドとキクノアローをまとめて負かしたのは見事だったが、フロックっぽい勝ち方で、ここではまだ疑ってかかったほうがよさそうだ。
◎オリンピアンナイト
○メイショウトウコン
▲マイネルボウノット
△アルドラゴン
△ギルガメッシュ