今年の東海地区の3歳戦戦は抜けた馬がなくて混戦、というのは、このブログで重賞のたびに何度か書いたような気がする。
がしかし。ここにきて、ようやく期待できそうな馬が現れた。
7月6日のオッズパーク・ファンセレクション・イン笠松を圧勝したマルヨスーパーラブだ。スタート後は5〜6番手を追走したが、3コーナー手前では、ほとんど持ったまま楽な手ごたえで一気に先頭。4コーナーでは勢い余ったか、逸走ぎみに外に飛んで行ってヒヤッとさせられたが、直線を向いて態勢を立て直すと、後続を楽々と7馬身もちぎった。
このときの予想では、そこまで3連勝とはいえ3歳3組という格付けで、しかも重賞初挑戦だったために対抗に落としてしまったが、あまりの圧勝ぶりに驚かされた。
今回も、ほかに重賞を勝っているのが若草賞のシンメイジョアーだけなら、マルヨスーパーラブが不動の本命となる。
笠松に移籍してからの5戦はいずれも1400メートル戦で、今回は200メートル延長となる。父はスプリンターズSを制したマイネルラヴだが、母の父がナリタブライアンなら距離的な心配はないだろう。実際に中央での最後のレースとなった中山ダート1800メートル戦では、勝ち馬から0.4秒差の5着と好走している。
相手筆頭は、先にも挙げたシンメイジョアー。地元東海地区に限れば、5月4日の駿蹄賞まで連対パーフェクト。東海ダービーでは3着に敗れたが、それでも勝ったマルヨフェニックスから1馬身半+1馬身半しか離されていない。
3番手評価が、オッズパーク・ファンセレクション2着とはいえ7馬身ちぎられたオーナーズレオンなので、マルヨスーパーラブを逆転できる可能性があるとすれば、シンメイジョアーしかいないだろう。
それ以外では、前走東海ダービーは11着も、新緑賞2着のほか3歳1組戦では常に勝ち負けのレースをしているリックフィオーレ、前走古馬のB級を勝っているケイウンフレンドあたり。ただ、馬連複や馬連単で狙う場合は、オッズ的には上位3頭に絞らざるをえないだろう。
◎マルヨスーパーラブ
○シンメイジョアー
▲オーナーズレオン
△リックフィオーレ
△ケイウンフレンド