先週末からスタートしたばんえいナイトレースは、入場人員、売上ともに好調だったようだ。最初はものめずらしさもあってのことだろうが、この数字を維持していければ、ばんえいの将来はだいぶ明るいように思う。
入場人員はともかく、土日の中央競馬が終ってからネット投票が急激に伸びたとのことなので、アピール次第ではまだまだ売上は伸びる可能性もありそうだ。
旭川記念は、昨シーズンのばんえい記念を制し、新王者となったトモエパワーから。前走、前々走は見せ場がなかったが、シーズン初戦のばんえい十勝オッズパーク杯は、ゴール前追い込んで2着。今回、基本重量が760キロと増量されるのは、この馬にとってはかなりのプラス材料。
相手は迷ったが、今シーズン初出走のフクイズミ。昨シーズンも始動は6月で、その初戦を快勝している。およそ10秒差をつけて2着に退けた相手はトモエパワーだった。今回も休み明けに不安なしと見る。が、馬体重は一応チェックしておきたい。あまり減っているようなら狙いを下げる。
タケタカラニシキもここ2戦は惨敗だが、ばんえい十勝オッズパーク杯は早めに障害をクリアして3着。ゴール直前で止まってトモエパワーに差されたが、あわや2着もあったかという場面。今回もその再現を期待する。
ミサイルテンリュウは、今季これが3戦目。前走シルバーカップは5着に敗れたものの、ここを目標にして仕上げていれば、あっさり勝ってもおかしくない。
ばんえい十勝オッズパーク杯を制したカネサブラックは、プラス10キロのトップハンデがいかにも厳しい。
◎トモエパワー
○フクイズミ
▲タケタカラニシキ
△ミサイルテンリュウ
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高知3歳3冠の第2弾、高知優駿。
2冠奪取を目指すスパイナルコードをはじめ、11頭中7頭が1冠目の黒潮皐月賞出走馬。
スパイナルコードは、黒潮皐月賞では1番人気にこたえ3馬身差の楽勝。佐賀に遠征した九州ダービー栄城賞では7着に敗れたが、その疲れなどがなければ今回も中心となるだろう。
黒潮皐月賞不出走組では、プラネットワールドが近2走で連勝、パレスムテキが4戦連続連対というのが目につく。いずれも5月19日の3歳1組戦では、黒潮皐月賞2着のマルタカスティーヴにちぎられていたが、前走6月2日のレースでは逆転した。このあたりが2着争いのカギとなりそうだ。
スパイナルコードの頭は揺るがないとして、相手はプラネットワールド。前走逃げ切り6馬身差の圧勝は見事で、上昇度次第で逆転もとは思うが、持ちタイムを見た限りでは逆転は難しそうな感じ。
以下は、マルタカスティーヴ、パレスムテキ、ラストカリズマ。
スパイナルコードに遠征の反動がありそうと考えるなら、色気を出してプラネットワールドからも流すと配当的には楽しめるかもしれない。
◎スパイナルコード
○プラネットワールド
△マルタカスティーヴ
△パレスムテキ
△ラストカリズマ