NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
福山にもサラブレッドの重賞がだいぶ増えてきた。
18日(日)に行われるのは、3歳牝馬によるサラ系第1回クイーンカップ。21日にはサラ系第1回キングカップがあり、アラブによるクイーンカップ、キングカップもすでに行われた。
ちょっとややこしいが、同じレース名で「サラ系」とつけたのは、近い将来にはアラブの重賞がなくなっていくので、必然的にサラ系のほうがただのクイーンカップとキングカップに移行するのだろう。
この世代は昨年2歳時にサニーエクスプレスが他馬を寄せつけない一方的なレースでデビューから連戦連勝だったが、姫路に遠征した姫路プリンセスカップで初の敗戦を喫すると(2着)、それでショックを受けてしまったのか、その後はまったく勝てなくなってしまった。今は古馬C2に格付けされているが、残念ながらここ2戦は1250メートルのレースで勝ち馬から2秒以上離れた惨敗続き。
ここは、そのサニーエクスプレスのあとに台頭したスターゴールドや、サンアルカローラ、シバマリンなどをことごとく負かしてきているモモカプリンセスが軸で間違いないだろう。3走前にはシバマリンにクビ差で敗れ、不覚をとったが、その後は今回と同じ1600メートルの3歳1組のレースを2連勝。古馬C級に編入されているサニーエクスプレスとスターゴールドにも勝負づけは済んでいる。
スターゴールドやサニーエクスプレスも馬券に絡む可能性もなくはないが、対抗勢力はやはりシバマリンとサンアルカローラ。
当然モモカプリンセスからの流しだが、オッズ次第では△の2頭は切ってしまうかも。
◎モモカプリンセス
○シバマリン
▲サンアルカローラ
△スターゴールド
△サニーエクスプレス