東海・北陸・近畿・中国は、地区交流の範囲が広く、それぞれの地区の重賞を合わせると選択肢がたいへんに多くなる。それ自体はいいことなのだが、その上に各地区の有力馬はダートグレードなどに遠征することもあるから、メンバーが分散してしまい、残念ながら重賞でもメンバーが手薄になってしまうようなことも少なくない。
そんななか、23日(金)に行われる梅見月杯にはワクワクするようなメンバーが顔を揃えた。
まず地元勢では、名古屋に移籍後、中央への遠征を除けば17連勝でトップ争いにからんできたムーンバレイに、これに立ちはだかるウイニングウインド。
笠松からは、まだオープンクラスまではいかないものの、盛岡に遠征して重賞を制したオグリホット。
金沢からは、昨年夏前に中央から転入し、百万石賞、北國王冠という伝統の重賞を制し、白山大賞典GIIIでも2着に食い込んだビッグドン。
そして兵庫からは、地方ではまだ負けなし、兵庫ダービーと菊水賞を制しているチャンストウライが遠征してきた。
それから、これが中央から名古屋に転入緒戦となる2頭、ナムラコロンブス、マサアンビションの存在も不気味だ。
さて、どこからでも狙えそうで迷うところ。あらかじめベタで申し訳ないと断った上で、チャンストウライにチャンス到来……、ということで、ホントにすいません。
前走S1特別では半年の休み明けながら、兵庫ゴールドトロフィーGIIIで見せ場たっぷりの4着に食い込んだベストタイザンを差し切ったレースぶりは評価できる。
相手には、ダートグレードも含めて大崩れの少ないビッグドン。前走平安ステークスGIIIは、着順こそ13着だが勝ち馬から1秒差とそれほど負けているわけではない。
あとは地元のウイニングウインドに、ムーンバレイ。中央で準オープン勝ちの実績があるマサアンビションまで押さえる。
◎チャンストウライ
○ビッグドン
▲ウイニングウインド
△ムーンバレイ
△マサアンビション