ばんえい競馬には2歳にも三冠体系があって……と書こうとしたのだが昨シーズンから2歳一冠目のナナカマド賞が特別に格下げとなっていたのだった。おまけに通年開催となったことで従来11月か12月に行われていたホクレン賞が正月開催となり、残念なことにばんえい競馬には2歳の重賞がなくなってしまった。
で、ホクレン賞、黒ユリ賞(牝馬)、イレネー記念は明け3歳馬によって争われる重賞ということになった。しかしばんえい競馬はレース体系などから4月から翌年3月までが1シーズンで、したがってこれらの重賞も「2歳シーズンの重賞」という認識となっている。ばんえいマメ知識ということで。
というわけで4日に行われるホクレン賞は、今シーズンの2歳世代(明け3歳世代)にとって最初に行われる重賞となるわけだが、この世代には連勝するような抜けた馬がなく混戦。
シーズン当初から注目されていたコーネルフジは、特別に格下げとなったナナカマド賞を制したものの北見、帯広と6戦して未勝利。
デビューから3連勝でコーネルフジの対抗馬として注目されたシベチャタイガーも結局ここまで特別未勝利で影が薄くなってしまった。
さて、何から狙おうか迷ったのだが、12月23日のヤングクラウンズカップで障害を越えてから力強く伸びたカネサリュウから。どうも冬の帯広というと大外枠というだけで目が行ってしまうのだが。
そのヤングクラウンズカップでは5着に敗れてしまったが、障害をあとひと腰ということろで越えられなかったシベチャタイガーも見限れない。
さらには24日のクリスマス特別を勝ったヤマトナデシコに、それら2つの特別の上位馬を連下で。
とはいうものの、600キロを越える重量はいずれの馬にとっても初めての経験だけに、これまでの実績どおりの結果に収まらない可能性も十分にある。
◎カネサリュウ
○シベチャタイガー
▲ヤマトナデシコ
△ニシキガール
△プリンセスモモ