3日に行われる金沢のヤングチャンピオンだが、ブラックムーンが大井に転出してしまったのは残念。デビュー4戦めでの初勝利から無敵の6連勝で、兼六園ジュニアカップもプリンセスカップも着差以上の圧勝だった。ただ、金沢でこれだけ強かった馬が南関東や全国区でどんなレースをするのかという意味では楽しみ。全日本2歳優駿GIには登録がないので、12月30日の東京2歳優駿牝馬(大井)を狙っているのだろうか。
ここは、プリセスカップでそのブラックムーンと3/4馬身差接戦の2着で、3着以下をちぎったフアンノネガイが断然だろう。ここまで4戦2勝、2着2回で、ブラックムーンにしか負けていない。しかもその2戦ともに接戦だった。
メンバーをみると、ブラックムーンやフアンノネガイにちぎられている馬が多く、やはり逆転は難しそうだが、相手筆頭はサクラフブキオーだろう。デビューしてしばらくは大敗が多かったが、秋以降は成績が安定し、前走のアンタレス特別では追い込んでフアンノネガイにクビ差まで迫った。
この2頭の組み合わせを本線に、オッズ的に押さえの馬券をどこまで買えるかだが、可能性があるとすればミカワノボスとハーベストピーチあたりだろうか。
ミカワノボスは、前走アンタレス特別で2着のサクラフブキオーから2馬身差の3着と、それほど負けていない。
ハーベストピーチは、プリンセスカップで果敢にハナを奪ったものの1、2着馬に早めに来られて後退し、差のある4着。しかし3走前、前走と、勝つときは圧勝で、マイペースで逃げられれば力を発揮しそうだ。
ただし、全馬1700メートルは未経験なので、波乱の要素はなくもない。
それでもやはりフアンノネガイは、血統的にも、これまでのレースぶりからも、距離延長がマイナスになることはなさそうだ。よほど無謀に逃げる馬や、捨て身で競りかけてくる馬などがいて、むちゃくちゃな展開にでもならない限りこの馬の頭は堅いと思う。
◎フアンノネガイ
○サクラフブキオー
△ミカワノボス
△ハーベストピーチ