このレースもお盆の恒例。福山の金杯は、ユノフォーティーンの出走がなかったのは残念だが、3歳戦線で圧倒的なレースで勝ち続けるバクシンオーがこの時期に古馬に挑戦してきた。
とはいうものの、バクシンオーはすでに前走で古馬A3クラスでも2着に3秒2もの大差をつける圧勝劇を演じている。
古馬勢の最有力は、5連勝中の快速馬ラピッドリーランだが、仮にラピッドリーランがA3級に入ったとして大差でぶっちぎるような場面は想像しづらい。
ゆえに、ここは3歳のバクシンオーが、この夏の時期にもかかわらず古馬重賞まで突破すると見る。
相手は、力関係からすればラピッドリーランが断然だろう。しかし実力どおりの結果にならないのも競馬だ。
バクシンオーのほうが圧倒的に強いと考えての想定だが、このメンバーでは古馬上位のラピッドリーランが脚質的にもバクシンオーに競りかけていくしかなく、そうなるとラピッドリーランが馬群に沈むという展開は十分に考えられる。
バクシンオーの前走A3特別、それに福山ダービー、さらにその前のC1特別などは、いずれも2着に人気薄が入っている。負かしに行った有力馬が馬群に沈み、着狙いの人気薄が台頭するというパターンだ。馬券的にバクシンオーの相手には、そういうタイプの馬を選びたい。
1年以上勝ち星からは遠ざかっているが、トップクラスで好走を続けるヤスキノショウキ、人気薄ながらローゼンホーマ記念2着の実績があるホーエイスナイパー、重賞実績はないがA1で好走しているサンキュウローレルあたりでどうだろう。
逆にラピッドリーランが勝つようならバクシンオーはどこにもないように思う。
◎バクシンオー
○ヤスキノショウキ
△ホーエイスナイパー
△サンキュウローレル
×ラピッドリーラン