今年は岩手ダービー・ダイヤモンドカップがあって、オウシュウクラウンがジャパンダートダービーGIで3着に入って、そして今度はもともと岩手でダービーの位置づけだった不来方賞。次々といろんなダービーがやってきてなんだかワクワクするような。
他地区からの挑戦がないのはもしかしてこのレースだけ岩手限定なのかと思ったらそんなことはなかった。実際に昨年は南関東から2頭が出走していて、今年も全国交流となっている。
この時期は各地でそれぞれ3歳馬による重賞が行われているので、外に出て行く余裕はなかなかないのだろう。それでも普通はその地区の2番目、3番目の存在がなんとか重賞タイトルをとりたいということで遠征してくるものだが、今年はオウシュウクラウンが相手ではと、思いとどまったということもあるのだろう。
とにかくここは地元岩手勢だけの不来方賞となった。
今シーズンの競馬がスタートしたころは、オウシュウクラウン、ブラックショコラ、ダンディキングで3強と言われていたものが、ここに来て完全に馬名を挙げた順にはっきりと序列がついた。
今シーズン岩手では無敗で、ジャパンダートダービーGI3着のオウシュウクラウンはいかんともしがたい不動の本命だろう。無理に不安を探すなら、ジャパンダートダービーGIでの激走の反動くらいしかない。
相手はもちろんブラックショコラ。オウシュウクラウン不在となった芝のオパールカップを制したが、その前は2戦連続してオウシュウクラウンの後塵を拝している。
一角崩しがあるとすればテンショウボス。岩手ダービー・ダイヤモンドカップは3着で、4月のスプリングカップではブラックショコラに先着している。
番狂わせがあるとすれば、正月の金杯でオウシュウクラウンに先着した実績のあるミステリーゴットだが、今シーズンは一度も5着以内がないだけに厳しそう。
◎オウシュウクラウン
○ブラックショコラ
▲テンショウボス
△ミステリーゴット
印がつくのはここまで。人気が集中するだろうから、馬連なら◎−○を本線に◎−▲の2点。3連単でも◎が1着固定で2、3着は○と▲の折り返しで2点に絞る。