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競輪界を代表する男子選手、ガールズケイリン選手にインタビューを実施します。他では聞けない素顔や本音、競輪にまつわるエピソード、今後の抱負などをご紹介します!

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元砂 七夕美選手

7月地元奈良でデビュー初優勝を飾った元砂七夕美選手(奈良108期)。その振り返りと、6月15日に行われた協賛試合『プロ野球セ・パ交流戦 福岡ソフトバンクホークスvs横浜DeNAベイスターズ』でのイベントに参加した感想、今後の意気込みなどをお伺いしました。

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山口:まずはプロ野球のイベントについてお伺いします。参加されていかがでしたか?

元砂:めちゃくちゃ楽しかったです!野球はテレビでは見たことがありましたが、生で見るのは初めてだったので、とても迫力がありました。以前ガールズケイリンのPRでバスケットボールの試合に行かせてもらったことがあるんですが、スポーツはやっぱり生で観戦するのが一番だなと思いました。

山口:初観戦で、しかも裏側も見られたんですね。

元砂:はい、普通に観戦しに行ったら見られない部分も見せてもらえました。試合直前の選手たちともお会いできたんですが、勝手なイメージで試合前はピリピリして緊張感があるのかと思っていたんですが、皆さんリラックスして、私たちにも話しかけてくれて、良い人たちだなぁと(笑)。野球選手は背も高いし、手のひらもとても大きかったです。

山口:始球式はご覧になりましたか?

元砂:私は生で見ることはできなかったんです。見られた子もいたんですが、私たちのグループはちょうどブースでのPRの時間だったので、残念でした。

山口:ブースの様子はいかがでしたか?

元砂:お客さんがとてもたくさん通る場所だったので、たくさんの方が話しかけてくれました。「頑張ってねー!」と言ってくれて、あたたかいお客さんばかりでした。

山口:プロの選手たちがPRしている、というのを聞いた方はどんな反応だったんでしょうか?

元砂:結構びっくりされる方も多かったです。「本当に競輪選手?」とか「本物?」という質問も多かったです。お客さんの反応を見ると、ガールズケイリンも知ってくれている方が半分くらいいたように思います。知らない方の反応だと「ガールズもあるんだね」という感じですね。

山口:女性の方やお子さんの反応はどうでしたか?

元砂:お客さんの中に女性の方もたくさんいらっしゃったので、食いついてくれた方もいて嬉しかったです。PRとしてもたくさんの方の目に触れて、良いPRになったのではないかなと思いました。

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山口:続いて、近況についてお伺いします。まずは7月の地元での初優勝おめでとうございました!

元砂:ありがとうございます。初優勝も嬉しいんですが、地元で優勝できたというのが倍、嬉しく思います。

山口:以前のインタビューでも優勝は一つの目標というようにお話されていましたが、それまでの道のりはいかがでしたか?

元砂:一時期は腰痛が出たり、良い成績が残せない時もあったんですが、4年という歳月が掛かってしまいましたが、やっと優勝できて良かったなと思います。

山口:周りの「おめでとう」という声はいかがでしたか?

元砂:本当にたくさんの方が言ってくれて嬉しかったです。競輪場に来てくださっていたファンの方もですが、奈良支部の選手や同期、そして家族もみんなが「おめでとう」と言ってくれました。その時に、よりいっそう優勝の実感が湧きましたね。「優勝したんだ!」と思いました。

山口:奈良は地元ということで気合も入る開催だったと思いますが、入る前はどんな心境でしたか?

元砂:ちょうどガールズケイリンフェスティバルの裏開催だったので、トップ選手たちがいませんでした。自分のイメージとしては、毎日連に絡むのが最低限と思っていたし、それは余裕で達成できると思っていたし、ポイント上位として決勝に上がれると想定していました。でも2日目が5着だったのでかなりギリギリでの決勝進出でした。
2日目は、仕掛けられずに内容も全くダメで、お客さんにも迷惑を掛ける走りをしてしまいました。着にも絡んでなかっただけに、厳しい声もかなりたくさんありました。
落ち込みもしましたが、それで吹っ切れたというか、結果を出さなければいけないという変な緊張感が抜けたんです。
それよりも「2日目のような"しょうもない"小さいレースだけはしないように」と誓って強い気持ちで走れました。なので、決勝は緊張とかもなかったです。昨日のような失敗はしない、ということしか考えていませんでした。

山口:その強い気持ちが逆に結果に結びついたんですね。

元砂:そうかもしれないです。それがなかったら優勝していないかもしれません。

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山口:レースを振り返りますが、比嘉真梨代選手(沖縄114期)の捲りにのっていくような形でした。4コーナーから直線のあたりはどうでしたか?

元砂:それが、覚えていないんです。必死で。バックストレッチや3コーナーあたりは覚えているんですが、自分で踏み込んでいってからは全く覚えていないんです。

山口:そうなんですね。ギリギリの所で戦っていたんですね。

元砂:そうかもしれません。

山口:だから、優勝の実感も先ほどおっしゃったように「おめでとう」と言われた時にしっくりきたんですね。

元砂:そうですね、本当にそんな感じでした。

山口:一つ優勝を経験されて、今後はどこを目標にされますか?

元砂:一度だけではなく、何回も優勝したいですし、グレードレースにも出られるように頑張りたいと思います。

山口:昨年はアルテミス賞レースを走られて、それはより大きくなったんでしょうか?

元砂:そうですね。お客さんの量も普段とは全然違いましたし、自分の名前をその中で呼んで貰えたらより気合も入りました。やっぱりまた走りたいと思います。出られるように頑張りたいですね。

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山口:そして優勝と同時期にご結婚されたとSNSで発表されました。おめでとうございます。

元砂:ありがとうございます。

山口:環境などの変化はありますか?

元砂:全然変わらないですし、後は気持ちの変化も全くないですね。練習もいつもと変わらずできています。普段は奈良のバンクへ練習に行っていますし、たまに和歌山のバンクにも入らせていただいています。結婚したことで、レースへの影響は全くないと思います。

山口:選手同士ですから、仕事への理解度や気持ち面で支え合うなど、選手しかわからない部分も共有できるのは良いですね。

元砂:そうですね。自分が落ち込んでいる時やどうしたら良いかわからない時にアドバイスをくれるのは、やっぱりありがたいです。彼も長く競輪界にいるので、私では考え付かないような、良いアドバイスをくれます。選手だからこそわかる部分を共有できるのはありがたいです。

山口:それは素敵ですね。お二人とも益々ご活躍が期待されます。では最後にオッズパーク会員の方へメッセージをお願いします。

元砂:地元で初優勝ができてとても嬉しかったです。今後は、一度だけじゃなく何度も優勝できるように、またグレードレースも走れるように頑張ります!

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター/MC/キャスター/声優。
競輪関係では取手競輪中継司会、松戸競輪リポーターをメインに各競輪場で活動中。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

2019/08/23

太田 竜馬選手

昨年のヤンググランプリ2018優勝から、今年も記念を2度優勝など前半は大活躍の太田竜馬選手(徳島109期)。中でも地元である小松島記念を含めての前半の振り返りと『第62回オールスター競輪』へ向けての意気込みをお伺いしました。

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山口:小松島記念、優勝おめでとうございます。

太田:ありがとうございます。

山口:やっぱり特別な思いはありますか?

太田:走るまではいつものように自然体でいられました。優勝したいという気持ちはありましたけどね。走ってみても雰囲気がとても良かったので、地元記念だけど今回は変な緊張もなく、それが良かったのかなと思います。「なるようにしかならない!今年は力をつけたと思うしその結果だ」と思っていたので、結果が出ましたね。

山口:周囲からの期待の声も大きかったと思います。

太田:そうですね。でもそれはいつもある事なので慣れてきました。逆にその期待をプレッシャーに感じず力に変えられていると思います。

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山口:決勝は地元3人のラインでしたね。

太田:最近の中四国地区はみんなが「自分たちもやれる、優勝するぞ」という意識が高まっています。それが結果に繋がっていますね。

山口:年始にもインタビューをさせて頂きましたが、その時にも「とても緊張するタイプだったので、それをうまくコントロールして今は自然体で臨めている」というお話をされていました。それは変わらずですか?

太田:そうですね。レースではいつも緊張はするんですが、走る前まではリラックスできています。先ほども言いましたが、「なるようにしかならない。自分は全力投球するだけで結果はあとから」という考えで挑めているのが良いんだと思いますね。

山口:決勝もその"良い自然体"で臨めましたか?

太田:そうですね、全力で走るだけで、結果の事は考えてはいなかったです。

山口:それが完全優勝という結果に繋がったんですね。結果が出た後の気持ちというのはいかがでしたか?

太田:優勝した後は、次の事を考えています。まだまだ終わりではないですしね。

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山口:年始のインタビューでも"自然体"というのがひとつキーワードでしたが、それで結果が出ているのはやっぱり合っているんだなと感じました。

太田:そうですね、研ぎ澄まされてきてはいますが、意識は今も変わっていないので、結果が出ているのは合っている証拠だと思います。

山口:次走『第62回オールスター競輪』では今年もオリオン賞レースに選ばれましたね。

太田:昨年に続き選んでもらってとてもありがたいなと思います。昨年は初めてのオリオン賞でしたが、今年は自分も力も付いてきたと思うし、心の持ちようも変わってきています。気負いはせずに臨みたいですね。

山口:他のメンバーを見ていかがですか?

太田:中四国の選手もたくさんいるので、どう走るかはまだわかりませんが、与えられたところで全力で走るだけです。

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山口:年始のインタビューでは「選手になったからにはGIの優勝をしたい」というお話がありました。今年ここまでのGIは振り返っていかがでしょうか。

太田:やっぱり難しいですね。なかなか思うように結果も出ていません。でも勝ちにこだわるレースをしても意味がないと思うんです。まだまだ力をつけないといけないですね。

山口:競技規則も一部変更になりましたが仕掛け方などは変わりましたか?

太田:どのレースも「いけるところから仕掛けよう」とは思っています。それが少し早くなっているということはそこのタイミングがベストの仕掛けだったから。自分も躊躇せずに、どのタイミングでも仕掛けられているのは良い事だと思います。

山口:ご自身でも手応えを感じていますか?

太田:そうですね。力も付いてきているんだと思います。弱かったら構えちゃったり、早めのタイミングでは仕掛けられなかったりします。逆に早かったらゴールまでもたない。今は、自分の決めたタイミングで動けてそれで結果が出ているのは、練習の成果だと思います。

山口:中四国の盛り上がりの中心にいらっしゃると思いますが、意識はしますか?

太田:中四国が盛り上がっているのは、自分も含めて相乗効果だと思います。「自分たちも優勝できるんじゃないか、ビッグレースもとれるんじゃないか」という雰囲気を高めていく事で、実際に優勝にも近づくと思いますね。みんなが雰囲気を良くしていこうというのを感じます。
少し前まではGIは遠い存在で優勝するのは夢、ではないですがかなり薄い望みでしたが、今はすぐそこまできている。みんなでそれを近づけている、だんだんステージを全員で上げていって近づけているんだと思います。
直接言葉で交わすことはないですが、多分そう思っている選手は多いんじゃないでしょうか。

山口:他の選手からもそれは感じますか?

太田:そうですね。みんなで上がっていっている感じはとてもあります。

山口:小倉竜二選手(徳島77期)にもインタビューをさせていただいたんですが、太田選手を含め自力選手が頑張っているからというお話をされていました。太田選手から見て先輩の頼もしさは感じますか?

太田:小倉さんはすごいです。上位のレースで一緒に走る機会も多いですがとても信頼していますし、レースでも頼もしいです。

山口:練習も一緒にされているんですか?

太田:はい。みんなが前を見て練習をしています。バンク練習を中心に、特に決まったメンバーという訳ではなく、出てきている選手たちでまとまってやっています。いろんな話もたくさんして、良い雰囲気で、そうなると親密度といいますか、信頼関係も深くなってきていますね。環境はとても良いです。

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山口:今年も後半戦に入っていきますが、ビッグレースや賞金争いも含めていかがでしょうか?

太田:現状だと勝ちにこだわって勝てる訳ではないので、そのあたりはあまり意識はしていません。今まで通り全力で一走一走臨み、後はどうなるかという感じです。

山口:オールスター競輪が行われる名古屋競輪場は印象はいかがですか?

太田:まだ確か一度しか走っていないので、あまり気にしていませんでした。でも悪いイメージはないので大丈夫だと思います。いつも通り走るだけですね。

山口:オールスター競輪は、途中でレースを走らない日もありますが、その辺りの過ごし方はいかがでしょうか?

太田:特に気になりませんね。昨年も経験をしましたし、レースを見て先輩の自転車をとったりなど普段とかわらず、ただ走らないだけで過ごし方は一緒でした。今年もそうなると思います。

山口:最後にオッズパーク会員の方へオールスター競輪へ向けて意気込みをお願いします。

太田:オールスター競輪は今年残されたGIの中で、賞金も含め大きいレースです。結果にこだわりはしないと言いつつも、普段以上には結果は欲しいのでしっかり力を出し切って、次に繋がるようにしていきたいです。

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター/MC/キャスター/声優。
競輪関係では取手競輪中継司会、松戸競輪リポーターをメインに各競輪場で活動中。

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※写真提供:株式会社スポーツニッポン新聞社

2019/08/15

村上 博幸選手

先日、別府競輪場で行われた『第15回サマーナイトフェスティバル』で優勝をした村上博幸選手(京都86期)。その優勝を含めた今年前半戦の振り返りと次走オールスター競輪へ向けての意気込みなどをお伺いしました。

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山口:サマーナイトフェスティバル(以下、SNF)、優勝おめでとうございます。

村上:ありがとうございます。決勝戦を含めて3日間うまく調整も出来たし、自転車と一体化して乗っている感じも良かったです。SNFへ照準を向けていたこともあり、全てが上手くいった開催でした。

山口:決勝は渡邉雄太選手(静岡105期)との連携でしたね。

村上:彼は強い選手ですからね。渡邉くんが走りやすいようにという事もありましたが、相手を見て吉田拓矢くん(茨城107期)の先行一車にするよりは、自分も渡邉くんと一緒にラインを作った方が、全員が仕掛け合いになりレースが動いて面白くなると思ったんです。
渡邉くんも今本当に頑張っていますし、自分も連携をしたかったので「(渡邉選手が)嫌じゃなかったら」と話をしました。彼も「ついてもらえるなら頑張りたいです」と言ってくれました。

山口:それが見事ワンツーという結果になりましたね。

村上:そうですね、うまくいって良かったです。

山口:S級S班の選手はナイターを走る機会も少ないですが、その辺りはいかがでしたか?

村上:開催中は全く問題はなかったですが、その後が少し疲れはありましたね。実際SNFから次の大垣記念まで中3日だったので、ナイターから昼間の開催へコンディションを戻していく方が大変でした。SNFはナイターというのはわかっている事なので、そのあたりの調整やコンディションは問題なかったです。

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山口:今年前半は1月に松阪記念、2月に奈良記念、そして7月にSNF優勝と振り返っていかがでしたか?

村上:今年はS級S班として初日は特選スタートなどアドバンテージもあるので、練習の様々な取り組みをレースでチャレンジしていきたいと考えていました。
その中で失敗ももちろんありましたが、失敗がないと成功もないと思っています。結果として調子を落としていた3月4月も含めて、練習は充実していましたね。成績に関しても良かったと思います。

山口:以前このインタビューでお話を伺ったときに「きつめの練習をしていかないと成長はないので、どこかで調子を落としても練習をしないといけないと思う」というお話が印象に残っているんですが、それが今年の3月4月だったんですか?

村上:そうですね。そこはきつめにしていこうとは思っていました。年々回復が遅くなっているので、そこは様子を見ていかなければいけません。
例えばぺダリングでも、一旦崩れてしまうと良い時にどうしていたのかが自分でも分からくなってしまう時もあるんです。そのあたりは日々勉強だなと感じます。
ただ筋肉をしっかり作りたい時もあるのでそれはバランスを見ていかなければいけませんね。

山口:前半戦のピークはどこへ持っていこうと思っていましたか?

村上:例えばGI、GIIとかのひとつひとつのレースに合わせるというよりも、自分の練習スパンを中心にして、斡旋が出た所に合わせにいった形でした。岸和田の高松宮記念杯競輪も感じは良かったんですが、どうしても競輪なので展開に左右されます。前半のGI、GIIで結果を出せなかったんですが、乗っている感じが悪くなかったのであまり結果・成績にはとらわれずにと考えていました。自分としては「ここにピークを合わせる」というポイントを作りたくなかったですね。
ただSNFに関しては、高松宮記念杯から1ヵ月空いたので調子もぐっと上がってきていました。
それは2月~4月できつめに練習をして、特に3月は斡旋も3本あったのでレースも走りながらやっていたものが、成果として出てきたのがちょうど高松宮記念杯くらいだったので、その後の1ヵ月にうまく調整が出来ましたね。

山口:ご自身ではSNFでは初制覇でした。

村上:自分ではひとつひとつのレースをしっかり勝ちたいとは思っているんですが、年齢もあるので脚力は若い選手には敵わなくなってきます。ここなら勝負出来る、というパターンを思い描いて練習をしてはいますが、実際に優勝をしてみて、自分の勝ちパターンではなかったけど展開が向きました。
また今若い選手が伸びていると感じていて、その中の一人である渡邉雄太くんと連携をしゴール前で差せたのは自信にもなります。自分のやってきた事が間違いではなかったんだなと思いました。そういう自問自答の繰り返しの連続です。

山口:仰っていた若手選手が伸びている中で、SNFの決勝のように他地区の自力選手と連携をする時の思いはどのような感じですか?

村上:他地区とも連携をする時もあるんですが、「(連携)お願いします」と言ってもらえると嬉しいですし、その選手が競輪に対してどういう考え方を持っているのかが一度ラインを組むとわかります。またレース以外でも話したりするようにもなるので、自分が勉強になる部分はたくさんありますね。

山口:そういう意味でもSNFの優勝は良い結果でしたか。

村上:そうですね。さっきも、話したように強い選手、若い選手を差せるというのは自信になりますね。

山口:他地区で注目の若手選手はいますか?

村上:前半戦で強いなと思ったのは、やっぱり太田くん(竜馬選手・徳島109期)ですね。彼は身体が特に大きい訳でもないですし、それでもGIの決勝に乗ってきているのは強いなと思っていました。対戦する時も注目はしています。

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山口:次走は『第62回オールスター競輪』ですね。今年もオリオン賞レースからですね。

村上:選んでもらって感謝しかないですね。その舞台で強い選手と走れるのは嬉しいですし、互角とまでは言いませんがしっかり脚をためてゴール勝負出来る状態までには持っていきたいと思います。一番は「自分がどれだけの状態でそこに立てるか」というのを考えて練習をしているんですが、今のこの暑さなどもありなかなか計画通りとはいきません。ただその中でうまくピークを持っていけるようにする経験値はあると思います。

山口:そうですよね、特に京都は暑いでしょうね。今年の猛暑は違いますか?

村上:はい、かなり暑いですね。やり過ぎるとなかなか身になっているかどうかもわからなくなります。疲れないと強くはならないけど、疲れすぎるといけない、そのあたりは体と相談してやってきます。

山口:オリオン賞レースのメンバー(8月5日現在)には近畿はお一人ですね。

村上:はい、僕一人ですが、それは前検日に入ってから決めようと思います。まだちらりとしか確認をしていないので。車番も確認しながら決めたいと思いますね。

山口:オリオン賞ですから初日はレースがありませんよね。走らない日程があらかじめわかっているのは、調整がしやすいですか?

村上:いや、自分は普段の開催と同じく初日に走るようなつもりで入りますね。調整とかは全くないというか、自分は休みですが周りはレースがあるので、その雰囲気や緊張感を壊さないようにしなければいけません。

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山口:オールスター競輪の目標は?

村上:決勝には乗りたいですが、まずは良い状態で臨んで自分のやってきた感覚で走れるようにしたいです。

山口:名古屋バンクのイメージはいかがですか?

村上:これだけ走っているので、良い事もあれば悪い事もあります。なので特に気にすることなくです。自分もベテランになってきたので、いつも通りにいきたいですね。

山口:最後にオールスター競輪へむけてオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

村上:オリオン賞レースに選んでいただいた事にまず感謝をしたいです。そういう皆さんの思いを感じながら自分を最高の状態にもっていってレースをし、納得する走りを出来るように。またその結果、決勝に上がれたら嬉しいですね。それには頑張るしかないので、しっかり頑張りたいです。

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター/MC/キャスター/声優。
競輪関係では取手競輪中継司会、松戸競輪リポーターをメインに各競輪場で活動中。

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※写真提供:株式会社スポーツニッポン新聞社

2019/08/13

児玉 碧衣選手

昨年のオッズパーク杯ガールズグランプリ2018を優勝した児玉碧衣選手(福岡108期)。6月15日(土)に行われた協賛試合『プロ野球セ・パ交流戦 福岡ソフトバンクホークスvs横浜DeNAベイスターズ』で始球式をした時の感想や、ガールズケイリン総選挙2019で3連覇しガールズドリームレースへ臨む意気込みなどを伺いました。

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山口:初めての始球式のイベントでしたが、いかがでしたか?

児玉:今までいろんなアイドルやタレントさんの始球式をテレビで見ていると、結構ノーバウンドで投げている方がいなかったので「いやいや、球技経験もあるし、私はノーバウンドで投げられるだろう」と思って練習もしなかったんです。でもいざマウンドに立ったら思っていたよりキャッチャーの選手が遠くて、その時に「あー、練習してこれば良かった」と後悔しました。結局私もワンバウンドしてしまいました(苦笑)。

山口:実際にマウンドに立つと緊張感もありましたか?

児玉:そうですね、今まで競輪では感じたことがない緊張感でした。人生で一番心拍数が上がったと感じるくらいです(笑)。どんなビッグレースとも違う緊張感でした。

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山口:そうなんですね(笑)。

児玉:はい、それを経験したので、今後ちょっとのことでは緊張しないと思います(笑)。良い経験をさせていただきました。その時の試合には何万人もいらっしゃっていたようで、競輪場にはなかなかその数のお客さんはいないから歓声も凄かったです。
始球式以外にもガールズケイリンブースでPRをしていたら、野球ファンの方が「ガールズケイリンってあるんだね」や「強い選手なんだね!始球式見たよ」と声を掛けてくれて「競輪、今度行くね」という方もいました。
実際にその方たちは、久留米記念『GIII中野カップレース』に来てくれて「ヤフオク!ドームの時にPRしてたから来てみたよ!」と声を掛けてくれました。

山口:嬉しいですね!

児玉:そうなんですよ!実際に来場していただいて、PRが繋がったのはとても嬉しかったです。

山口:ガールズケイリンは知らない方も多かったですか?

児玉:多かったですね。ミッドナイト競輪だけは買ってるという方もいたんですが、ほとんどの方は野球ファンでガールズケイリンは知らない方たちでした。でも「パンフレットちょうだい!」と言ってくれる方もたくさんいたのが嬉しかったです。

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山口:児玉選手が昨年の女王(オッズパーク杯ガールズグランプリを勝利)だというのは伝わっていましたか?

児玉:伝わっていました!私は、始球式の準備などのために他のガールズ選手と一緒に行動する時間が少なかったんです。ブースでのPRやお客さんと直に接する時間も少なかったんですが、ちょうど始球式の準備のために移動しなければいけない時に、女性の方が「もう帰っちゃうの?今から写真一緒に撮って欲しかったのに!」と言ってもらえました。そうやって積極的に交流をしてくれるのは嬉しいですね。

山口:ガールズケイリンも野球も、同じプロスポーツですから認知されていくと良いですね。野球選手とは交流できましたか?

児玉:私たちが行った試合で投げていたピッチャーの高橋礼選手(その日の勝ち投手でした)は「よく競輪買ってます!」と言ってくれたんです。私たちガールズ選手のことも知っていてくれているようでした。イベントが終了した後には内川聖一選手が「写真を撮ろうよ」と声を掛けていただいて、みんなで一緒に撮りました。

山口:初めての始球式でしたが、またやりたいと思いましたか?

児玉:そうですね。ガールズグランプリを連覇してまた投げたいです!次はノーバウンドで投げたいですしね(笑)。

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山口:そうですね(笑)。では近況のお話に移らせていただきます。ガールズケイリンフェスティバルはいかがでしたか?

児玉:初日は慌ててしまい、仕掛けがいつもより早くなってしまいました。なので、後ろにぴったりマークされていた2人に差されてしまい反省でした。2日目はそれを生かして少し遅めに仕掛けて1着は取れたのですが、最終日も組み立てには反省点がたくさんあります。体調や脚の感じは問題なかったので、悔しい結果です。

山口:組み立てというのは、仕掛けどころですか?

児玉:決勝のレースは、まずは私の前に(愛知106期・長澤)彩さんが来て迎える形になり、その後で少しもつれました。残り1周で、彩さんと(千葉106期・石井)貴子さんが外を踏んでいるのに私は内をつく形になってしまいスピードを殺してしまったんです。またバックストレッチから自分で踏み上げ捲りに行ったんですが、届きませんでした。振り返ればなんですが、最初から彩さんの後ろを追走していたら、スピードを殺さずもっと楽に捲れたのかなと反省ですね。
さっきも話しましたが、体調や脚の感じは悪くなかっただけにレースの組み立てが課題です。

山口:自分で仕掛けられる選手が揃っているからこそ、課題が見えたんでしょうか?

児玉:それもあるかもしれません。スピードも皆さん速いのでどんどんレース中にも上がっていきます。それに慌ててしまったので、冷静になれれば良かったですね。あの状態から2着までいけたので脚力的には問題なかったと思うだけに、課題は組み立てだと反省です。

山口:次へ生かしていきたいですね。

児玉:カマし先行などしばらくは早い仕掛けをしていたので、決勝で捲りに構えたことで、一つレースでパターンを試せたというか、経験は増えました。それを次に生かしたいです。

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山口:そして、ガールズケイリン総選挙2019ではファン投票1位おめでとうございます!

児玉:ありがとうございます。びっくりしました。まさか3連覇出来るとは思っていなかったので、とっても嬉しいです!ずっと応援してくれているお客さんがこんなにたくさんいるんだなと改めて感じました。お客さんからは「(姉弟子である福岡106期・小林)優香に勝てよー!」と声を掛けてもらいました。また優香さんと戦える機会がガールズドリームレースであるので、しっかりその期待に応えられるようにしたいです。

山口:ガールズドリームレースは、昨年、ご自身初のビッグレース制覇となった舞台です。

児玉:やっぱり連覇したいです!お客さんの投票でこのレースを走れるので、たくさん期待してもらっているからこそ、その人達のためにも頑張ろうと改めて思います。

山口:気になっている選手は、やっぱり小林選手なんでしょうか?

児玉:そうですね。なかなか優香さんはまだ越えられていないので、気にはなります。今はナショナルチームで練習をされているので最先端のトレーニングをしていると思いますが、その選手を久留米の練習で越えられるように、勝って結果を出したいです。地元で師匠(85期・藤田剣次選手)や大師匠(藤田選手の師匠である引退した楢原剛さん)にいつもバイクで引っ張ってもらっているので、「この練習で間違っていない」ということを結果であらわして恩返ししたいです。

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山口:今の状態はいかがですか?

児玉:静岡は風が強かったので上がりタイムはそこまで良くなかったんですが完全優勝出来ました。もう翌日から練習をして、そこでのタイムは悪くないので、もう一走玉野を走ってしっかり勝って、ガールズドリームレースに繋げたいです。脚力もレベルアップしていると思いますし、自信を持って臨みたいです。

山口:名古屋のイメージはいかがですか?

児玉:完全優勝もしていますし相性は良いと思っています。

山口:では最後にオッズパーク会員の皆様へ、ガールズドリームレースの意気込みなどお願いします。

児玉:いつもたくさんの声援ありがとうございます。ガールズドリームレースは応援してくださっている皆さんのお陰で走れるので、3連続でファン投票1位に選んでもらって本当に嬉しいです。その恩返しができるように、また同門の優香さんを倒せるように頑張って走ります。応援よろしくお願いします!

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター/MC/キャスター/声優。
競輪関係では取手競輪中継司会、松戸競輪リポーターをメインに各競輪場で活動中。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

2019/08/09

内村 舞織選手

強豪選手が揃う福岡久留米をホームバンクとする内村舞織選手(福岡112期)。6月15日に行われた協賛試合『プロ野球セ・パ交流戦 福岡ソフトバンクホークスvs横浜DeNAベイスターズ』でのイベントに参加した感想と、近況や今後の意気込みをお伺いしました。

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山口:イベントに参加されていかがでしたか?

内村:とっても楽しかったです!(児玉)碧衣さんの始球式は私たち他の選手はスタンドで見ていたんですが、直前の碧衣さんは「レースより緊張する」と何度も言っていました(笑)。

山口:私も後日談を拝見してかなり緊張していた様子が伝わってきました。

内村:そうなんですよ。投げる練習は全くしていなかったみたいで「もっと練習した方が良かったかな」と後悔の言葉があったんですが、当日は練習する時間があまりなかったのでその状態で投げていました。

山口:皆さんも登場する他のイベントもたくさんあったんですよね。

内村:試合後に、ソフトバンクが勝ったのでグラウンドでパレードがあったんです。ガールズ選手が呼ばれて真ん中へ行かせてもらって、風船を投げるのが楽しかったです。
試合も勝ったし最高でした!試合の途中も、みどりのマキバオーくんと一緒にグラウンドで盛り上げました。その時は時間があまりなかったのもあって、猛ダッシュをして結構必死でしたね(笑)。本当に1日楽しかったです。

山口:お客様とも間近で触れ合えたんですよね。

内村:ガールズケイリンをPRするブースがあったので、そこではお客さんから「あんた競輪選手なの?!」と話しかけてもらったり、交流できたりしました。マキバオーもいたので、子供たちもたくさんブースに来てくれて一緒に写真を撮って、「お姉ちゃんたち凄いね」と盛り上がる場面もありました。

山口:女性のお客さんにもPRできましたか?

内村:そうですね。女性の方は、女子の競輪選手がいるのを知らない方がほとんどだったので「本当に競輪選手なの?」と驚かれる方も多かったです。私たちも普段レースを走る時の恰好とは違い、小柄な選手もいたし、髪の長い人はおろしていて、お化粧もしていたのでそうは見えなかったみたいです。男性の方は脚の筋肉を見て「やっぱり凄いね」と言ってくれました。

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山口:ソフトバンクの選手ともお話する機会はありましたか?

内村:ドームに到着した時に、ソフトバンクの練習風景を見せていただきました。その時に内川聖一選手が「競輪選手なの?」と話しかけてくれて、ガールズ選手みんなのテンションが上がりました(笑)。試合が終わった後も一緒に写真を撮っていただいたりして、嬉しかったですね。

山口:いつもいる競輪場と違い、他の競技を見に来られた方へのPRだったと思いますがいかがでした?

内村:来ていただいた方には、ガールズケイリンを認知してもらったと思うので、後はご来場にどうつなげていくか、そこから次はレースを買っていただけるようにするまで続けていきたいですよね。

山口:「レース見に行くよ!」という方はいらっしゃいましたか?

内村:いました!ちょうどイベントの後の斡旋が小倉だったんです。なので「次、小倉でレース走ります」と言ったら見に行くよと言っていただけました。同じ福岡なので気軽に来ていただきたいですね。

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山口:そうですよね。続いて近況のお話も伺います。別府でのガールズケイリンフェスティバル(サマーナイトフェスティバル)はいかがでしたか?

内村:展開も脚も、全く戦えていなかったです。ただその場にいただけでした。気持ちの面でもかなり落ちてしまって、最近まで「どうせ私なんて負けるんだからビッグレースには出たくない」とまで思ってしまっていました。でも師匠や他の選手に相談をすると「大きいレースで走ることによってたくさんのことを吸収して自分の成長に繋げ、更に大きいレースで走ればもっと強くなるよ」とアドバイスをいただきました。
今も競輪祭の選考期間なんですが、私は落車の怪我で休んでいた期間があるのでまだ出走本数が足りず、出られるかわからない状態にいるんです。「出られるか出られないかわからないんなら出たくないです」と師匠に言ったときに「それは違う」とハッキリ言われました。
今はしっかりと気持ちを切り替えて、出られるように頑張っています。

山口:他の選手から感じるものも多かったですか?

内村:はい。いつも近くにいる碧衣さんもですし、優勝された(千葉106期・石井)貴子さんも、普通の開催でも凄いと感じるのにビッグレースではそれ以上の力を出しています。なので、まずはビッグレースでまともに戦えるようになりたいですね。

山口:普通開催のレースでの具体的な違いは感じましたか?

内村:ピッチが速いですね。普段のレースだと打鐘から飛び出していく選手はほとんどおらず、残り1周あたりから仕掛けがはじまります。それが、全員が打鐘からどんどん仕掛けていました。私は7人の中では弱い方なので、注意しなければならない選手がたくさんいたことで、おいていかれてしまうレースが多かったです。
普段のレースでは強い選手はだいたい1人、もしくは2人なので冷静にその人の動きを見て対処できますが、それが全くできませんでした。今振り返ると、もっと落ち着いてもっと選んで決めて走れれば良かったなと反省しています。

山口:3日間の中で吸収できる部分はありましたか?

内村:展開はガールズケイリンフェスティバルの時は失敗してしまいましたが、今は分析も出来ているので反省して、次回に活かせると良いなと思います。

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山口:以前インタビューさせていただいた時は優勝もまだという状態でしたが、今は優勝もされてビッグレースにも出場されています。現状はいかがでしょう?

内村:去年まではマーク選手としてやっていたんですが、今は、多少は自力も出せるようになってきているので、その部分では成長しているかなと思います。マークで2着3着は多くてもそれだけでは成長はしません。その時も練習では自力の練習はしていたんですが、今はレースで自力を出せるようにならないといけないと思い実践しています。
先行して粘れず失敗してしまう時もあるんですが、良い時は逃げ切れています。失敗してしまっても、何もしないよりは良いのかなという考えに変わりました。

山口:近況の目標は何でしょうか?

内村:競輪祭の選考期間ですが、私は出走本数が足りていないので何とも言えないんです。出たいですが、走れるレース数は決まっていますし点数を上げてもこればかりはどうしようもありません。出られたら決勝を目指して頑張りたいですね。
その他の大きな目標としては、来年のガールズケイリンフェスティバルで決勝に乗ることですね。前回の別府が本当に悔しかったんです。地元地区での開催でしたし、師匠もかなり付きっ切りで練習を見てくれて仕上げていったのに大きい着を取ってしまいました。その悔しさがあるので、またフェスティバルに出場し決勝を目指したいです。でも出場するには優勝を何度かしないといけないので、優勝を目指して頑張りたいです。

山口:次走の川崎はGIIIの4日制ですね。

内村:そうなんです。私はまだ走ったことがないんですが、碧衣さんが四日市4日制を走った時に「めっちゃ長いよ」と仰っていたので今から不安です。予選に関してはチャンスも大きいのでしっかりと決勝を目指して頑張りたいです。

山口:SNSを拝見していつも児玉選手と練習している様子がありますが、姉弟子はいかがですか?

内村:良いところは、間近で見られるところですね。オンとオフの切り替えが本当にはっきりしています。碧衣さんはゲームがお好きで休憩中にされているんですが、いざ練習になるとバシッと変わるのは凄いなと思います。また一緒にもがくときも、トップの選手に1周駆けてもらって、それをマークする機会は他ではなかなかないと思うのでありがたいですね。踏むタイミングなどもわかるし、とても勉強になります。
悪い部分というか、マイナス面は自分と比べてしまって凹んでしまう事ですね。私が強くなれば良いことなんですが、たまに「まだまだなんだな」とか「これでも勝てないのか」と自信が無くなってしまうことがあります。自分ではタイムが出たと思った時も、次に碧衣さんと対戦すると差せてなかったり。私も徐々には成長していると思うんですが、碧衣さんとの差がまだまだありすぎるので、そこに少しでも近づけるように頑張りたいです。

山口:頑張ってください!それでは最後にオッズパーク会員の方へメッセージをお願いします。

内村:いつも応援ありがとうございます。自力自在にもっとうまく走れるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします!

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター/MC/キャスター/声優。
競輪関係では取手競輪中継司会、松戸競輪リポーターをメインに各競輪場で活動中。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

2019/08/02

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