*30日(日)佐賀 第6R『第4回佐賀ユースカップ』 1400m 18:05発走*
栄城賞までは距離を延ばして戦ってきましたが、ここは1400m戦になることがポイントでしょう。
実績的にはトゥールリーですが、本命は前走強い勝ち方をしたフークファンタジーにしました。
花吹雪賞3着なので中距離も悪くはないと思いますが、前走1400mへの距離短縮でガラッとレースぶりが変わりました。
不良馬場ということもあり、内から上がって突き抜けましたね。
この馬は勝つ時は相当強い勝ち方をするのも特徴的。
スムーズに自分の競馬ができた時には爆発的な力を発揮するイメージです。
今回は外枠で揉まれる心配も少ないですし、初タイトルを期待しています。
対抗はトゥールリー。
近走勝ち切れていませんが、栄城賞は距離が長かった上に、先行して厳しい展開になりました。
今回のメンバーであれば実績が抜けているので、距離1400mで久しぶりの勝利のチャンスです。
3番手評価はトレベルオール。
いつもいつもいい脚を使ってくれる馬。
この馬にとってはもう少し距離があった方が良さそうですが、飛燕賞ではトゥールリーにコンマ1秒差まで迫っているので、今回もどこまで差してこれるかでしょう。
長期休養明けを2戦使ったムーンオブザサマー、堅実な走りのグッドタイミング、佐賀移籍後好調なノーブルビーチまで。
◎10、フークファンタジー
〇7、トゥールリー
▲9、トレベルオール
△4、ムーンオブザサマー
△2、グッドタイミング
△11、ノーブルビーチ
*30日(日)盛岡 第11R『第17回サファイア賞』 芝2400m 18:15発走*
本命不在の大混戦メンバーです。
昨年は1番人気のダットが勝ちましたが、2022年は6番人気、2021年は4番人気と、なかなかに荒れるイメージがあるレース。
芝、そして2400mという距離も含め、未知数な馬が多数。
こういう場合はまず騎手から行きたいと思います。
山本聡哉騎手騎乗のホッコーアドミラルは前走の東北優駿で5着。
2走前には重賞馬ミヤギヴァリアントに僅差まで迫るレースを見せており、世代の中でも能力は上位グループであると考えます。
芝はかなり久しぶりですが、JRA時代に経験はあり。
特に成績が良かったわけではないものの、父シュヴァルグランですから芝2400mは合う条件ではないでしょうか。
ということでこの馬を本命にします。
対抗は移籍初戦のサンタルチア。
JRAで新馬と未勝利を3戦しています。
すべて芝の中距離ですし、前走は大敗したとはいえ序盤は2番手に行く積極策。
移籍初戦で未知数な部分が多いですが、この競馬ができれば、初勝利が重賞勝利ということもあるかもしれません。
3番手はセイバイラック。
前走の東北優駿は3着でした。
芝経験もある馬で、芝ダート問わずいい脚を使うけれどなかなか勝ち切れない、というイメージ。
堅実さを活かして、今回も上位争いを期待します。
JRA時代は芝中距離を走っていたシンプロレタリアト、若鮎賞を勝っているユウユウププリエまで。
◎7、ホッコーアドミラル
〇3、サンタルチア
▲8、セイバイラック
△2、シンプロレタリアト
△10、ユウユウププリエ
*23日(日)水沢 第11R『第52回一條記念みちのく大賞典』 2000m 18:15発走*
本命にしたのはグランコージーです。
今シーズンは3連勝と波に乗っていて、復活したというよりも、さらに強さを増している印象です。
カギは2000mですが、今の様子ならば十分こなしてくれるのではないでしょうか。
あまり競られると厳しいとは思いますが、絶好の内枠を引き当てましたし、ここも自分の競馬に持ち込めると思います。
対抗はヴァケーション。
昨年はスイスイ逃げて圧勝した舞台です。
休み明けを2戦使って徐々に状態も上がっていますし、グランコージーとの着差も縮めています。
枠順とメンバー的に、昨年のように楽な逃げは打てないと思いますが、番手でも競馬ができる馬。
先行しての粘り込みを期待します。
3番手はヒロシクン。
JRA1勝クラスから岩手に移籍して3連勝中です。
一気のメンバー強化にはなりますが、前走の勝ちタイムも速いですし、距離が延びるのも歓迎材料でしょう。
このメンバーでどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
あすなろ賞を3番手から圧勝したスズカゴウケツ、距離延長もってこいのフレイムウィングス、移籍2戦目の替わり身を見込んでドスハーツまで。
◎2、グランコージー
〇4、ヴァケーション
▲11、ヒロシクン
△7、スズカゴウケツ
△6、フレイムウィングス
△12、ドスハーツ
ちょっと時間が経ってしまいましたが、プリフロオールインの高知優駿制覇をレポートします!
初めて間近で見たプリフロオールインの第一印象は、バランスがいい、ということでした。
馬体重だけで見ると452キロとそれほど大きくはないのですが、体全体のバランスが良く歩きのリズムも軽快で、何よりこの大一番のパドックでも落ち着いて堂々と歩いている姿が印象的でした。
浦和から遠征したアムクラージュは520キロを超える雄大な馬体で筋肉の柔らかさが目立っていましたし、サノノスピードはいかにもスピードがありそうなハリのある馬体と前向きな気性、ワンウォリアーも馬格があってゆったりと歩いていました。
宮川実騎手が騎乗した後も気負うことなく、落ち着いたまま。
常に平常心でいられることが、強さの一つだと感じました。
高知といえば雨馬場、乾かない馬場のイメージですが、この日に限って良馬場!
高知優駿では7年ぶりの良馬場ということでした。
初めての1900mで、力の要る良馬場はどうなんだろう...と勝手に不安を感じておりましたが、終わってみればまったく問題なかったですね。
高知優駿史上2番目に速い時計で逃げ切り勝ち。
ゲートを出た二歩目で緑の勝負服が突き抜けていて、改めてスピード乗りの速さにびっくり。
序盤から自分のリズムで軽快に逃げ、ついてきたアムクラージュは早々に脱落。
勝負所からも危なげない走りで、7馬身差の圧勝劇でした。
宮川実騎手は、
「強かったですね!自分のリズムで競馬ができましたし、序盤楽だった分、距離も気になりませんでした」
とのこと。
打越勇児調教師は、
「デビュー前からこのレースを大目標にしていたので、勝ててホッとしています。距離のベストはどのくらいなのか、実とも相談して今後について決めたいです」
とのことでした。
まずは馬の様子を見つつ、体調が整うようであれば三冠目の黒潮菊花賞を目標に。
ただ、やはり初の1900mでタフな競馬をしましたから、疲れが見られるようならば無理はしない方針というお話でした。
先々がある馬ですからね、三冠挑戦も夢がありますが、馬の状態に合わせて慎重に進めていくそうです。
打越厩舎には東京ダービー4着だったシンメデージーがいますが、いつか直接対決をぜひ見たいです!!!
前に行くプリフロオールインと、末脚確かなシンメデージーの対決を想像すると、今からとても楽しみですね。
そしてゆくゆくは、ユメノホノオとの対決も...。
打越調教師は将来的に遠征も視野に入れているというお話だったので、今後の選択肢が大きく広がりました。
担当の川島拳斗厩務員は、
「普段は手がかからない優等生なプリフロオールインですが、疲れると馬房でよく寝るので、寝違いをしないように慎重に見守っていきます」
とのこと。
今後はいったん放牧に出るそうなので、英気を養ってまた次走を楽しみにしたいと思います。
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトでは、昨年のセブンカラーズの東海ダービー制覇につづき、2年連続のダービー制覇となりました。
会員の皆様、応援してきた皆様、おめでとうございます!!
*16日(日)高知 第7R『第52回高知優駿』 1900m 18:15発走*
いよいよ、オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの一員であるプリフロオールインが、高知優駿に挑みます。
デビュー前からこのレースを大目標に進んできたわけですが、まずは順調にレースを迎えられそうなことが嬉しいです。
デビュー戦こそ2着だったものの、その後は7連勝。
スピードがあって逃げる形になることが多いですが、番手もこなせますし、レースが上手。
本質的には距離が長いでしょうが、折り合いがつくタイプだし、同世代同士であれば力で押しきって欲しいところ。
宮川実騎手、打越勇児調教師ともに高知優駿は未勝利なので、ぜひとも初勝利を飾って欲しいですね。
それにしても、高知の3歳馬のレベルがとんでもないことになっています。
シンメデージーが東京ダービーで地方最先着の4着、グラインドアウトが関東オークスで3着と、大きな存在感を示しましたね。
今回、強力な遠征馬もいますが、地元勢が優勢だと考えています。
ということで対抗はワンウォリアー。
リケアサブルの陰になってしまいましたが、兵庫ユースカップとネクストスター西日本で続けて2着に入ったことは立派。
前走は4着とはいえ3着マルカイグアスとは0.1差でした。
3戦続けて遠征で安定して結果を出しているわけで、久しぶりの地元戦で、これまで以上の成長を感じさせてくれるのではないでしょうか。
4連勝と勢いに乗るマジックセブンにも注目。
2歳時は重賞で歯が立ちませんでしたが、ここに来ての成長力は脅威でしょう。
前走1800mで折り合いをつけたという経験も大きいと思います。
仙台屋桜特別ではプリフロオールインを苦しめたサノノスピード、遠征馬からは浦和の重賞馬アムクラージュ、前走案外だったホーリーバローズの巻き返しもあるかもしれません。
◎3、プリフロオールイン
〇8、ワンウォリアー
▲1、マジックセブン
△5、サノノスピード
△4、アムクラージュ
△12、ホーリーバローズ