*3日(水)金沢 第8R『JBCレディスクラシック』 1500m 14:15発走*
ここは7歳にしてさらに進化を遂げたサルサディオーネを本命にします。
2コーナーまで自分のリズムで走れれば、かなりのハイペースでも押し切ってしまう馬。
前走の日本テレビ盃では牡馬の強豪相手に逃げ切って見せ、改めてその強さを見せつけましたね。
今回はなんといっても右回りということがポイント。
苦手というわけではないのでしょうが、左回りの方がスピードの持続が続くというのは結果を見れば明らかです。
さらに、ラチを頼って走る馬なため、逃げたとしてもかなり内を開ける金沢の馬場は乗り難しそうです。
それでも、今のサルサディオーネ×矢野騎手ならば、自分の形に持ち込んで逃げ切ってくれるのではないかと期待しています。
対抗はリネンファッション。
スパーキングレディーカップではサルサディオーネから離れた2着でしたが、門別のブリーダーズゴールドカップでは逃げてマルシュロレーヌの半馬身差2着。
タフな馬場を克服出来たことは大きいですし、スピードのある馬なので小回りの1500mも合いそうです。
展開的にも内のサルサディオーネを見ながら運べますから、レースもしやすそうに感じます。
名手武豊騎手鞍上というのも心強いポイントですね。
3番手評価にしたのは前走見事復活を果たしたレーヌブランシュ。
ちょっと噛み合わないというレースが続いていましたが、久しぶりにスカっとする競馬をしてくれました。
実力はまったく見劣りませんから、あとはスムーズに運べるかでしょう。
地元期待のハクサンアマゾネス、鋭い決め手のテオレーマ、秋桜賞をぶっちぎったグランデストラーダまで。
◎2、サルサディオーネ
○4、リネンファッション
▲8、レーヌブランシュ
△5、ハクサンアマゾネス
△6、テオレーマ
△11、グランデストラーダ
3連単フォーメーション
2,4→2,4,8→2,4,5,6,8,11 計16点
3連複1頭軸ながし
2―4,5,6,8,11 計10点
*31日(日)高知 第7R『黒潮ジュニアチャンピオンシップ』 1400m 18:05発走*
現在3連勝中のリワードタイフォンを本命にします。
新馬戦と2戦目は今回も出走するリュウノアンジェラに負けているのですが、新馬戦はタイム差なしのアタマ差2着、2戦目は出遅れてダッシュがつかず最後方からの競馬でしたが3着に追い込みましたから、どちらも内容の濃いレースでした。
使いながらどんどん成長している印象で、特にここ2戦は前に行って押し切るという競馬で勝って、レースの幅も広がりました。
ホッコータルマエ産駒ですから100mでも距離が延びるのはプラス材料でしょう。
まだ完成するのは先だと思いますが、現状でも重賞を勝つ力はあると思います。
対抗はマリンスカイにしました。
新馬圧勝後、2戦続けて出走取消となり心配しましたが、前走休み明けのレースで逃げて圧勝。
タイムも速いですし、相当強かったですね。
まだまだ底が見えない馬で、このメンバー相手にどんなレースをするか楽しみです。
リュウノアンジェラは前に行って3連勝と、デビュー当初からレースがとても上手でした。
前走は兵庫へ遠征し、園田プリンセスカップに参戦。
10着に負けはしましたが、他地区の馬たちに揉まれたことは、大きな経験になったのではないでしょうか。
体が大きく減っていないようなら、ここも好勝負してくれると思います。
この3頭がかなり強いと考えていますが、他にも2戦2勝のノーブルアイデアル、前走ロングスパートで1組を勝ったフレッシュバンクと、今年の高知2歳勢はかなり層が厚いです。
昨年はハルノインパクトがここを勝って飛躍に繋げましたから、今年はどの馬が勝つのか注目です。
◎1、リワードタイフォン
○8、マリンスカイ
▲9、リュウノアンジェラ
△3、ノーブルアイデアル
△10、フレッシュバンク
*28日(木)笠松 第10R『ラブミーチャン記念』 1600m 15:50発走*
ここは北海道からの遠征馬グラーツィアと、金沢からの遠征馬エムティアンジェの2強の戦いだと思います。
本命にしたのはグラーツィア。
前走の園田プリンセスカップは初の遠征競馬でしたが、スタート前に大きなアクシデントがありながらも強い競馬で圧勝しました。
身体能力の高さはもちろん、精神的なタフさも相当なもの。
今回は2度目の長距離遠征ですし、初めてのマイルになりますが前走を見ているとそれほど気になりません。
最内枠をゲットしたので、先行争いを制して、自分の競馬が出来るのではないでしょうか。
対抗のエムティアンジェももともとは北海道デビュー組。
初勝利を挙げるまでに少し時間が掛かりましたが、1勝を挙げて金沢に移籍すると、初戦の金沢プリンセスカップで初重賞制覇を果たしました。
楽に2番手に付けて最後は突き放すという強い競馬で、レースセンス抜群の動きを見せていましたね。
前走の兼六園ジュニアカップでは、2着に負けたとはいえエンリルを徹底マークする競馬で踏ん張りました。
ここに来て使うごとに成長しているように感じるので、グラーツィア相手にどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
秋風ジュニアで2着だったドミニクにも注目。
新馬戦は直線でしっかり差し切る強い競馬、秋風ジュニアは中団から逃げたシルバに迫っての2着で、3着以下を9馬身離しました。
先行タイプではないですが、確実に伸びる末脚の持ち主。
グラーツィア、エムティアンジェという遠征馬たちは前に行くでしょうから、やり合う流れになればこの馬の決め手が活きそうです。
名古屋からの遠征馬アヤ、移籍初戦の秋風ジュニアで3着だったシャローナまで。
◎1、グラーツィア
○4、エムティアンジェ
▲8、ドミニク
△3、アヤ
△9、シャローナ
10月25日に栃木県那須塩原市にある地方競馬教養センターに行って来ました。
教養センターは現在大規模工事中。
44年ぶりに本館を新しく立て直し、体育館も新しくして本館とドッキング。
とても大きくて立派な施設が誕生しました。
【新本館を中心とした教養センター全体写真】
【新本館の玄関】
玄関の中に入ると、見覚えのあるオブジェが...
【玄関のオブジェ】
こちらは旧本館の3階にあったものと同じもの。
44年前に旧本館を建てる時、益子町の若手陶芸作家だった藤原郁三さんにお願いして作っていただいたものだそうで、44年たった現在、藤原さんはレジェンドとしてさらにご活躍を続けているそうです。
当初は旧本館にあるものをそのまま新本館に移設する計画が立てられましたが、壁に埋め込まれているため、かなり難しい作業になる、ということで、当時と同じ作品を再び作っていただいたそうです。
1階は右側が職員室、間にシャワー室付きの更衣室を挟み、左側が体育館となっています。
【最新設備の体育館】
バスケットボール、フットサル、バドミントン、バレーボール、剣道など、いろいろな競技が出来るよう、カラーテープでコートが書いてありました。
以前の体育館はかなり年季が入っていましたが、真新しい体育館はとてもキレイで、授業で使うことはもちろん、自由時間に候補生たちがいろいろなスポーツを楽しんでいるそうです。
2階には教室とトレーニングルームがあります。
【馬術や法規、一般教養などを学ぶ教室】
【黒板ではなくホワイトボード】
今の時代は黒板ではないんですね!!!
トレーニングルームには木馬がずらり。
最新のものから、昭和の時代からずっとある年代ものの木馬まで揃っています。
【木馬たち】
木の木馬はわたしも候補生時代にお世話になりました。
以前は候補生の寮から本館や体育館は少し離れていたのですが、今回は場所的にも近くなり、さらに屋根付きの渡り廊下も出来ました。
【寮からの渡り廊下】
各自自由時間にトレーニングがしやすくなりましたね。
そして、カウンセリングルームもありました。
【カウンセリングルーム】
定期的にカウンセラーの方に来ていただいて、カウンセリングを行ったり、メンタルトレーニングにも力を入れているそうです。
ここまでは新本館のご紹介でした。
そして、もう一つの大規模工事が馬場。
来年栃木県で行われる国体では、この教養センターで馬術競技が行われることになりました。
【障害馬術競技が行われる馬場】
【走路の奥が馬場馬術競技が行われる馬場】
そして厩舎には、2015年の勝島王冠を勝ったムサシキングオーがいました!
今は候補生たちに競走訓練をつけてくれる先生です。
性格は素直で、とても優秀な先生だそうですよ。
【ムサシキングオーの馬房にて】
*21日(木)名古屋 第10R『ゴールド争覇』 1400m 16:05発走*
ここ3年は、浦和・高知・兵庫と遠征馬が勝っているレース。
今年も遠征馬が優勢なメンバー構成だと考えます。
本命はトーセンレビュー。
同じ舞台の東海桜花賞では、前半の流れが速くなって3頭の際どい勝負になりましたが、ハナ差で制して初重賞制覇。
同じ距離の金沢スプリントでは、大外から楽な手ごたえで抜け出し、着差以上に余裕のある勝ちっぷりでした。
小回りの1400mが合っているし、まだ4歳で伸びしろも感じます。
岡部騎手×小久保厩舎も心強いですし、強力なメンバーが揃いましたが、勝ち切ってくれると期待します。
対抗にしたのは川崎のドンフォルティス。
2歳時には北海道2歳優駿を勝った馬で、3歳の夏以降低迷が続いていましたが、戦って来た相手はバリバリのオープン馬たちですから、ここに入ったら上位争い可能と考えます。
後方から長くいい脚を使う馬で、ある程度前がやり合うような展開が理想でしょう。
ただ今回は先行馬が少ないんですよね。
おそらく地元のユウチャージが逃げてコパノライダーが番手、カツゲキキトキトが続くという感じになるのかなと想像していますが、トーセンレビューやドンフォルティスは中団から上がって行くイメージ。
さらに3番手評価にしたダノングッドも強力な末脚の持ち主で、決め手はすごいけれど先行脚質ではない、という。
となると、展開的にはカツゲキキトキトに向くのではないかと。
最近は復調の兆しが見えて、特に前走のベイスプリントは抜群の手ごたえで先頭に立ちました。最後はちょっと差されて2着だったものの、かなりの見せ場は作ってくれました。
先行してどこまで粘り込めるか、このメンバー相手でも楽しみです。
こちらも決め手勝負のメイソンジュニアまで。
◎10、トーセンレビュー
○11、ドンフォルティス
▲12、ダノングッド
△5、カツゲキキトキト
△9、メイソンジュニア