JBCスプリントはモズスーパーフレアがロケットスタートを決めてハナへ、道中はリードを取って気持ちよく逃げる展開になりました。
勝負所では内からリュウノユキナが上がって来た後ろから、一気にレッドルゼルが抜けだして先頭。小回りの金沢でも抜群の切れ味を披露しました。
2着はこれまた内々を伸びたサンライズノヴァ。出遅れて最後方からになりましたが、よく追い上げましたね。3着は逃げたモズスーパーフレアが僅差で粘り込み、ハナ差4着にモジアナフレイバー、リュウノユキナは5着となりました。
1着:レッドルゼル
【川田将雅騎手】
具合が良かったですし、その通りに走ってくれました。
1400mでコーナー4つでしたが、まったく問題なかったですし、深い砂もクリアしてくれて、能力の高さを示すことが出来ました。
【安田隆行調教師】
前走はまだ少し夏負けが尾を引いていたように感じますが、一叩きして状態が上がって来て、すごくいい状態だったので期待していました。
コーナー4つのコースを心配していましたが、上手に対応してくれましたね。
この後は馬の様子を見ながらオーナーサイドと相談して決めます。
フェブラリーステークスを視野に、ドバイには行きたいと思っています。
2着:サンライズノヴァ
【吉原寛人騎手】
ゲートでぶつかりながら出てしまって行き脚がつかず、後ろからになってしまいました。
本当は外伸びの馬場なのですが、オープンクラスになるとそれよりも距離ロスの方が痛いかなと考えて内々を上がって行きました。
最後までしっかりと走ってくれました。
3着:モズスーパーフレア
【松若風馬騎手】
ダート適正はあると思っていましたし、いつも通りスタートも決まって自分の競馬が出来ました。
コーナー4つのコースも上手いこと息を入れられましたし、上手に走ってくれましたね。
よく粘ってくれたんですが、最後ちょっと苦しくなったので、現状ベストは1200mだと思います。
4着:モジアナフレイバー
【真島大輔騎手】
ゲートでも落ち着いていましたし、上手に出てくれました。
厩舎陣営の方々が、上手く仕上げてくれて感謝しています。
大きいところを取れる馬だと思いますので、また先生と相談しながら頑張ります。
5着:リュウノユキナ
【柴田善臣騎手】
返し馬でも1コーナーのところで影を見て飛んだんですけど、レースでもやっぱり飛びました。
ちょっと集中し切れていない感じでしたね。
このコースは不安でしたが、状態の良さでカバー出来るのではないかと思っていました。
でも不安が現実になってしまって。距離も1200mの方がいいです。
6着:サブノジュニア
【矢野貴之騎手】
コーナー4つもこなしてくれましたし、前走よりも道中の進みも良く、久しぶりにこの馬らしいレースが出来たと思います。
以上、関係者コメントでした。
それにしても、レディスクラシックで外から差し切った川田騎手が、直後のスプリントで最内を選択するとは驚きました。
馬場状態だけでなく、展開や馬の性質などを見極めて、きっちりと勝ち切る判断力と行動力に、改めて感服致しました。
馬券の方は...
◎1、リュウノユキナ
○2、モジアナフレイバー
▲5、サンライズノヴァ
△3、サブノジュニア
△9、サクセスエナジー
△4、アランバローズ
3連複1頭軸ながし
1―2,3,4,5,9 計10点
3連単1頭軸マルチ
1―2,3,5 計18点
レッドルゼル無印という痛恨の判断ミス...
小回りでもあれだけの切れ味を使えるとは、恐れ入りました!!!
歴史的な勝利となった今年のJBCクラシック。
オメガパフュームとテーオーケインズが出遅れるという波乱のスタートから、ダノンファラオが押し上げてハナを奪うと、カジノフォンテンが2番手につけ、3番手にミューチャリーという形になりました。
落ち着いた流れで進み、勝負所の3コーナーではカジノフォンテンが先頭でミューチャリーも抜群の手ごたえ。
これは...船橋勢のワンツーもあるのか?!と夢見た瞬間、一気に上がって来たのがオメガパフューム。
直線先頭に立ったミューチャリーに一完歩ずつ迫って来ましたが、ミューチャリーが半馬身差しのいで勝利!
この瞬間、金沢競馬場は歓喜の拍手に包まれました。
ファンの皆さん、関係者の皆さん、マスコミの皆さん、警備員や従事員の皆さん。
本当に、本当に、たくさんの方々が自分のことのように喜んでいて、感動が倍増しました。
1着:ミューチャリー
【吉原寛人騎手】
信じられないくらい嬉しいです。こんなことが起こるんですね。
4コーナーから直線を向いた時にも手ごたえが抜群で、「他の馬には抜かせない」というミューチャリーの気迫を感じました。
ミューチャリー、関係者の皆さん、応援してくれた方々に心から感謝しています。
地元で勝つことが出来て最高です!!
*この素敵なツーショットは大恵陽子さんからいただきました!
【矢野義幸調教師】
嬉しいです。
前走金沢を走ることが出来たのは良かったです。
体はそんなに大きくないけれど切れ味のある馬で、吉原君が上手く力を引き出してくれました。
この後は暮れの東京大賞典を目指します。
2着:オメガパフューム
【ミルコ・デムーロ騎手】
スタートがちょっと遅かったですが、後ろからでも手ごたえが良かったです。
向正面から上がって行って、直線では捕まえられると思ったけれど...悲しいです。
3着:チュウワウィザード
【戸崎圭太騎手】
骨折休養明けですが、いい感じで走ってくれました。
もともと叩いてさらにいいタイプなので、次はもっといい状態になると思います。
4着:テーオーケインズ
【松山弘平騎手】
スタートで上手く出られず、リズムが悪くなってしまいました。
仕上がりは良かったのですが、前走大井で強い勝ち方をしてくれましたし、大きいコースの方が合うと思います。
5着:ケイティブレイブ
【内田博幸騎手】
スタートがいまいちで、出来れば3番手くらいを取りたかったです。
体が大きい馬なので、窮屈にならないように競馬をしました。
まだコンビを組んで2戦目なので、また次頑張ります。
6着:カジノフォンテン
【張田昂騎手】
リズム良く運べたのですが、ちょっと馬場が合わなかったかなと思います。
休み明けでこの距離というのも響いたのかもしれません。
ミューチャリーやりました!!!!
本当に感動しましたし、馬券的にもとっても嬉しい結果でした!
◎7、ミューチャリー
○4、テーオーケインズ
▲3、オメガパフューム
△5、ダノンファラオ
△9、カジノフォンテン
△1、チュウワウィザード
3連複1頭軸ながし
7―1,3,4,5,9 計10点
3連単フォーメーション
4,7→3,4,7→1,3,4,5,7,9 計16点
今年は地方馬が大活躍で、
川崎記念とかしわ記念をカジノフォンテンが勝ち、
ジャパンダートダービーをキャッスルトップが勝ち、
JBCクラシックをミューチャリーが勝ち、
ここまでJpnI4勝もしているのです。
年度代表馬はどの馬になるのかという嬉しすぎる悩みはひとまず置いておいて、
東京大賞典でミューチャリーがどんな走りをするのか、楽しみに待ちたいと思います。