ダービーウイーク第1戦、佐賀の九州ダービー・栄城賞を展望します。
*31日佐賀 第11R『九州ダービー・栄城賞』2000m 18:10発走*
薄暮開催ということで発走は18:10ですから、1日たっぷりと競馬を楽しめますね♪
まず本命はキングプライド。
佐賀デビューの生え抜きで、初勝利は5戦目と少し時間が掛かりましたが、
今年に入って重賞3勝するほど一気に強くなりました。
特にここ3戦のレースぶりが圧巻で、
軽快なスピードで逃げて、そのまま後ろをぶっちぎるという相当強い内容です。
ここ2戦は同世代ではなく古馬相手に楽勝しているので、同世代同士ならば負けられない存在。
枠も内枠といいところに入ったし、騎乗するのはキングシャーク。
かなり信頼しています。
Mr.ほとんどパーフェクトが騎乗するのはイッセイイチダイ。
昨年秋の九州ジュニアチャンピオンを制してから休養していましたが、この春復帰を果たしました。
前走のスイートピー特別は、好位追走から失速してしまい、離れた5着という結果でした。
ただ、戦った相手はB級2組ですから、キングプライドが勝ったC級よりも強い相手。
同世代との勝負ならば、やはり上位争いは必至だと考えます。
キングプライド、イッセイイチダイ共に初対決になるマイネルジャスト。
JRA未勝利から佐賀にやってきて3戦3勝。
移籍初戦はまだ経験の浅さも見えるようなレースぶりでしたが、2戦目は逃げ切り勝ち、3戦目は早め先頭から押し切る強い競馬で、レースを重ねるごとに幅が広がっています。
初の重賞挑戦で、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
もう1頭気になるのがコスモエポール。
JRA未勝利から佐賀、大井へ移籍し再び佐賀に戻って来ました。
騎乗するのは名古屋から移籍した兒島真二騎手。
こちらも初の重賞挑戦ですが、十分戦える力はあると思います。
◎2、キングプライド
〇1、イッセイイチダイ
▲7、マイネルジャスト
△11、コスモエポール
△5、リワードヘヴン
明日から始まるダービーウイーク。
31日、日本ダービーが終了した約2時間半後からスタートし、6日間連続で行われます!
31日 佐賀 九州ダービー・栄城賞 〈18:10発走〉
1日 盛岡 岩手ダービー・ダイヤモンドカップ 〈17:10発走〉
2日 門別 北海優駿
3日 大井 東京ダービー
4日 兵庫 兵庫ダービー
5日 名古屋 東海ダービー
怒涛の6日間ということで、しっかりと展望をしておきたいと思います。
詳しい予想はそれぞれ前日に行うとして、今日はおおまかな展望をお届けいたします。
まずは、九州ダービー・栄城賞。
すでに枠順が出ていますが、ここは成長著しいキングプライドと、JRA未勝利から移籍して来たマイネルジャストの2強の戦いと見ています。
特にキングプライドは、ここまで長めの距離をずっと使われて来ているし、ここ2戦は古馬と戦って圧勝。同世代では抜けた存在です。
月曜日に行われる岩手ダービー・ダイヤモンドカップは、やまびこ賞を圧勝したスペクトルが残念ながら回避。
こうなると、デビューから無傷の5連勝中であるロールボヌールの1強ムードと見ていいでしょう。
ここは相手もすでに勝負付けが済んでいるので、どれくらい強い勝ち方をしてくれるかに注目しています。
火曜日に行われる北海優駿も、オヤコダカの1強ムードと見ています。
兵庫ジュニアグランプリではJRA勢相手に2着に健闘しましたし、今年初戦の北斗盃ではぶっちぎりの勝利。同世代の中でも全国的に通用する器だと感じています。
水曜日は東京ダービー。
ここは羽田盃でワンツーだった、ストゥディウムとオウマタイムの2強の戦いと見ています。
ただ、東京プリンセス賞から参戦する牝馬もいるし、帝王・的場文男騎手が騎乗予定のパーティメーカーも気になるところ。高いレベルでいいメンバーが集まりましたね。
木曜日は兵庫ダービー。
当初は1強だと考えていたのですが、ここに来て2強になるかも...と思って来ました。
デビューから7連勝で菊水賞を制したインディウムは、兵庫チャンピオンシップで初めて負けてしまいましたが、向正面から自分から動いて行く積極的な競馬で、まったく悲観する内容ではありません。
強い馬と戦って、さらに強さを増していることでしょう。
ここにきて成長著しいのが、兵庫チャンピオンシップでインディウムに先着したコパノジョージ。
3,4コーナーの勢いはすごくて、3着あるかも?!と思わせるレースでした。
インディウムとのガチンコ対決でどこまで戦えるか...楽しみな一戦です。
そしてラストは東海ダービー。
ここは混戦模様に感じていたのですが、前走の駿蹄賞を圧勝したハナノパレードに注目しています。
前に行って渋太く粘れる馬で、一気の距離延長にも対応。牡馬と戦っても、まったく引けを取らない馬です。
ということで、1強ムード、2強ムード、混戦模様と毎日変わって行きますので、各地のダービーをしっかりと楽しみたいと思います。
怒涛のダービーウイーク、スタートです!
浦和競馬場で行われる『さきたま杯』を展望します!
*27日浦和 第11R『さきたま杯』1400m 16:35発走*
昨年のこのレースは、ノーザンリバーが好位追走から短い直線でもきっちりと差し切る強い競馬を見せてくれました。
直線の伸び脚が身上の馬なのに、あの短い直線で差し切るとは...と度胆を抜かれたこと、よく覚えています。
今年もそのノーザンリバーが参戦してきて、本命にしようか最後まで悩んだのですが...
安定感を信頼して、ドリームバレンチノを本命にしました。
前走の東京スプリントでは6着ということで、地方ダートグレードに参戦して初めて連対を外してしまったわけですが。。
それでも、ここまでの競馬ぶりを見ていると、ここで十分巻き返しは可能だと考えます。
一番の強みは小回りのコーナーで加速できること。
今回浦和は初めてになりますが、これまでコース問わず上手に競馬をしてきたので全く問題ないでしょう。
JBCスプリントの時のように、中団からのロングスパートを期待しています。
対抗は昨年の勝ち馬ノーザンリバー。
JBCスプリントで5着に負け、続くカペラステークスではまったくいいところがなくて惨敗...
この2戦は不可解でしたが、前走の東京スプリントで復活の兆しが見えました。
もともと能力の高い馬なので、リズムさえ戻れば一線級として戦える馬。
昨年勝ったこのレースで、再び輝きを取り戻して欲しいです。
3番手評価は、浦和のリアライズリンクスにしました。
怒涛の7連勝の勢いはフジノウェーブ記念で止まってしまいましたが、その後ガクッと来ることなく、すぐに次のレースを快勝!
逃げて自分のペースで運べれば相当強い馬です。
今回いい枠に入ったし、地元浦和というのも追い風でしょう。
ぜひともダートグレードで存在感を示して欲しいです!!
◎3、ドリームバレンチノ
〇10、ノーザンリバー
▲2、リアライズリンクス
△5、トロワボヌール
△6、タイセイレジェンド
さぁいよいよ今年もスーパージョッキーズトライアルが開幕しますよ!
今年は目指すステージであるワールドスーパージョッキーズシリーズが、8月29日、30日に札幌競馬場で行われる「ワールドオールスタージョッキーズ」に様変わりし、いつもよりも早い開催となりました。
地方枠は2人に増え、一人は北海道所属のジョッキーから、そしてもう一人が全国のリーディングジョッキーや2位、特別推薦のメンバーで争われる、SJT優勝者ということになります!
北海道勢がSJTに参加しないということで、ワイルドカードから本戦に出場できる枠が3人に増えました。
今年も予選の予選であるワイルドカードから、熱い戦いが見られそうですね☆
今年のワイルドカード出場メンバーはこちら↓
・山本聡哉 岩手 岩手2位
・齋藤雄一 岩手 委員会選定
・山崎誠士 川崎 南関東6位
・青柳正義 金沢 金沢3位
・吉原寛人 金沢 委員会選定
・向山牧 笠松 笠松2位
・丸野勝虎 名古屋 名古屋2位
・田中学 兵庫 兵庫2位
・川原正一 兵庫 委員会選定
・赤岡修次 高知 高知2位
・鮫島克也 佐賀 佐賀2位
これがSJT本戦でもおかしくないほどのビッグネームが集まりました!
これは...誰が勝っても納得の実力者ぞろいですから、予想がより難しい...
*26日金沢 第9R『第1戦 ブロンズサドル賞』 1500m 15:35発走*
まず第1戦で注目しているのは、高知の帝王・赤岡修次騎手が騎乗するジョウテンオリーヴ。
中山で新馬戦を勝った逸材で、その後はなかなか勝利を挙げることができませんでしたが、金沢に移籍して8戦4勝2着3回3着1回と、すべて馬券に絡む活躍を見せています。
ハナに行ってもいいし、番手でも競馬ができる馬。
騎乗する赤岡騎手は特に逃げが得意だし、現在初の短期騎乗で南関東を席巻中。
人馬ともに勢いがあって、初戦から魅せてくれるのではないでしょうか。
対抗は、金沢の若きスーパースター吉原寛人騎手が騎乗するマヤノチャクリ。
前走は金沢移籍初戦で勝利を挙げているし、好位からしっかりと差し切る王道の競馬を見せてくれました。
吉原騎手にとっても、地元開催ということで気合が入りそうですね。
◎5、赤岡修次騎手 ジョウテンオリーヴ
〇9、吉原寛人騎手 マヤノチャクリ
▲8、齋藤雄一騎手 チャームドライフ
△4、丸野勝虎騎手 タイキアセンブリー
△11、山崎誠士騎手 カグニザント
*26日金沢 第10R『第2戦 ブロンズホイップ賞』 1900m 16:10発走*
第2戦の本命は、岩手の若武者・山本聡哉騎手が騎乗するヒカルデザイアー。
金沢再転入後は、9戦5勝2着3回の成績を誇り、唯一掲示板を外したレースはJRA交流でした。
地元同士の対決では、まったく底を見せていません。
騎乗する山本聡哉騎手は、2012年から村上忍騎手に次ぐ岩手第2位の座を確保。
今後はリーディングも狙えるジョッキーです。
この超豪華メンバーに入って、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
対抗は、兵庫の鉄人・川原正一騎手が騎乗するアポロムーン。
なかなか勝ち切れないのですが、逆に言えば安定感はバツグン!
川原騎手のパワフルな騎乗で、あと一押しを期待しています。
◎11、山本聡哉騎手 ヒカルデザイアー
〇2、川原正一騎手 アポロムーン
▲7、山崎誠士騎手 トウショウヴォワ
△5、鮫島克也騎手 ヤマチョウサン
△9、田中学騎手 ラストノート
ワイルドカードで上位3名に入り、SJTに駒を進めるのはどのジョッキーでしょうか♪
さてさて。
なんだかんだでかなり遅くなってしまいましたが...
福永洋一記念デーのことを振り返りたいと思います。
今年は福永洋一記念とともに、中央・地方のジョッキーが招待されてチームで競い合った洋一カップも行われ、本当に華やかな1日でした!
すでにたくさんの報道がありましたので、今回はわたし目線のかなり細かいところをお伝えしたいと思います。
JRAのトップジョッキー、横山典弘騎手、蛯名正義騎手、藤田伸二騎手、福永祐一騎手という超豪華な面々が着ているのは...
今年新調した、真新しい枠服の勝負服です!!!
ま、まぶしい~
これまでのは年季が入ってだいぶ色あせていたのですが、、、
今年の新人王の時に枠服が新しくなっていたので、びっくりして(すみません!)組合の方に聞いてみたんです。
そうしたら、今回の騎手招待を見越して枠服をすべて一新したとのこと。
勝負服は特注ですからなかなかお値段が張るのですが、こういう予算の使い方は素晴らしいと思いました。
これだけのトップジョッキーをお迎えするということで、高知側の歓迎の気持ちを感じることができて、わたしも嬉しかったです。
まだまだ考えていかなければならない部分もありますが、常に前向きに進んでいる高知の関係者&組合の皆さんを心から尊敬します!
何年か前に廃止寸前までいった競馬場とは、とても思えませんね。
横山典弘騎手と、赤岡修次騎手。
レースが終わると、この笑顔☆
やっぱり、ジョッキーレースは見ていて本当に楽しいです!
そして、重賞・福永洋一記念。
1番人気のサクラシャイニーが圧倒的な強さで勝利!
待ちに待った表彰式では、今年も福永洋一さんがお元気な姿を見せてくれました。
恒例となったファンの方々の「おかえり~」「また来年!」という声援を今年も聞くことができて、なんというか...あの場に居られて幸せでした。
すべてが終わったあと、福永祐一騎手の記者会見がありました。
「ファンの方々から声援を受けてる親父の姿を僕自身が見たい」と仰っていたのがとても印象的で...
福永親子は偉大なジョッキーですが、
競馬のことだけではなくて、父と息子の絆、家族の大切さも教えてもらった気がしています。
ここまで6回行われて来た福永洋一記念。
いろいろな趣向を凝らし、たくさんの方々の協力があり、毎年毎年ここまで変化していくレースというのもなかなかないですよね。
祐一騎手は、
「始めた頃は尻すぼみになってしまうのではないかと思ったし、実際にそういう例もたくさん見てきました。でも、毎年注目していただいて、毎年たくさんの方に来ていただいて、本当に有難いです。何か新しいアイディアがあったら教えて下さい」
と語っていました。
これまで、
岡部幸雄さんや柴田政人調教師など同期の方々がいらっしゃった同期会や、
武豊騎手とともに高知の名物をファンに振る舞ったり、
杉本清さんや鈴木淑子さんのトークイベント、
洋一さんキットカットの製作、
高知のお茶屋遊びなどなど
本当にいろいろなことが行われました。
常に進化する福永洋一記念。
来年はどんな一日になるのか、今から楽しみです♪