明日は高知競馬場で、黒船賞が行われます!
このレースはセイクリムズンが3連覇していますが、今年はどんなレースになるのでしょうか♪
*17日高知 第5R『黒船賞』1400m 17:00発走*
まずは3連覇中の王者セイクリムズンが気になります。
2012年、2013年の2連覇はともかく、昨年の3連覇目にはさすがに年齢的な衰えを感じさせるレースが続いていました。
それでも、高知の小回りで内々を狙って鋭く伸びて来たのはさすが!
今年9歳になり、さすがに絶好調時のようなレースぶりではないですが、それでも安定して力を発揮しています。
高知にやって来た時には、さらにアドバンテージがあると考えていいでしょう。
ただし!
今年はかなりの好メンバーが揃った印象です。
前走のカペラステークスで初重賞制覇を果たしたダノンレジェンドは、内枠から逃げてペースを落とさず、最後は後続を突き放しての強い逃げ切り劇でした。
それほどスタートが速いわけではないのですが、行き切った時の強さには度胆を抜かれました...
レース後の丸田騎手のお話では、
「道中息を入れなくても楽だったし、最後は遊んでいた」
とのこと。
直線で並んでくるような馬がいればもっと強かったのかもしれない...と思うと、まだまだこの馬の能力は計り知れません。
今回もハナを切ることが出来れば、圧勝もあるのではないでしょうか。
そして、現在のダート短距離戦線の王者ドリームバレンチノ。
地方交流重賞はこれまですべて2着以内という超堅実派です。
地方に遠征に来だした頃は、「小回りに対応できるのかしら?」なんて思ってしまったのですが、とんでもなかったですね。
本当に立ち回りが上手で、小回りのコーナーで加速出来ることが強みです。
今回も上位争いは確実と見ています。
強いことがわかっているだけに、ワイドバッハの読みが難しいところ...
とにかく、『東京の長い直線でものすごい切れ味を発揮する』というイメージが強すぎて、小回りでどんなレースになるのか、やってみないとわからないというのが正直なところです。
人気になるなら、薄めの印に...と考えました。
ただし、騎乗するのが武豊騎手ですからねぇ。いきなりの小回り対応が出来てもおかしくないと思います。
◎4、ダノンレジェンド
〇3、ドリームバレンチノ
▲2、セイクリムズン
△8、ワイドバッハ
△7、サクラシャイニー
3月11日に船橋競馬場で行われたダイオライト記念。
クリソライトが久しぶりの勝利を挙げました!
スタートを決めてすんなりと2番手に付けると、少し掛かるそぶりも見せましたが、さすがJpn1馬の力を見せつけましたね!
武豊騎手
「スタート次第と思っていました。行けたらハナに行こうと思っていましたが、そこまで速くなかったし、とにかく揉まれない位置でと考えていました。
道中はずっと掛かってました。けっこう掛かってましたね。
勝つ時は早め先頭で押し切るパターンなので、その形を狙っていました。
スタミナがあるし、自分の形になれば強いですね。
(この後はかしわ記念を視野に調整されることに対して)マイルの流れは少し忙しいかもしれないけど、対応してくれると思います。揉まれたくないので、外枠がいいですね。力のある馬です」
音無秀孝調教師
「豊くんとは、揉まれないようにということだけ話ました。日本テレビ盃でも今日のようなレースで勝てたし、こういう2~3番手から揉まれないレースがいいですね。
長い距離で、スローペースになったのも良かったんだと思います。
今日は長距離輸送していたのに+11キロ。これは少し太かったです。
その中で、自分のレースが出来たこと、スローの流れというのがあって、力を出すことが出来ました。
左回りは得意だし、船橋のコースは合いますね。
今後はオーナーと相談して決めますが、かしわ記念には使いたいです。そこまでどうするか相談ですね」
2着は初の地方交流重賞出走だったトウシンイーグル。
中団からのレース運びとなりましたが、最後の直線ではしっかりと伸びていました。
今後の活躍が楽しみな1頭です。
アンドレアシュ・シュタルケ騎手
「コーナーコーナーで内にササってしまい、減速せざるを得ませんでした。本来のイメージでは、コーナーで上がって行きたかったのですが...。最後は良く伸びてくれたし、それがなければ勝っていたかもしれません」
3着は4歳馬アスカノロマン。
こちらも初の地方場所でしたが、今後に繋がるレースを見せてくれました。
太宰啓介騎手
「ポジションは理想的でした。4コーナーを回った時にはクリソライトを捕まえるだけだと思っていたんですけど、そこからが思ったほど伸びなくて...ジワジワという感じでした。
今日はマイナス17キロと、体が大きく減っていたことも響いたのかもしれません。
自信があったんですけど、とても残念です」
そして、地元の期待を背負って1番人気に支持されたサミットストーンは、残念ながら7着という結果に...
石崎駿騎手
「この馬の走りではなかったです...。もたれる癖も今日は酷かったですし。
ここまでGIを使って来た疲れがあったのかもしれません」
期待が大きかっただけに残念な結果でしたが、これを糧に次のレースに向けてがんばって欲しいですね。
本日は船橋競馬場で、ダイオライト記念が行われます!
*11日船橋 第11R『ダイオライト記念』2400m 16:20発走*
ここは地元船橋のサミットストーンに期待しています。
昨年のこのレースは道中で掛かりながらも見せ場十分の3着と健闘を見せました。
その頃から比べると、ゲートも安定しているし、道中の位置取りも前に行けるようになりました。
ここ2戦は最強馬ホッコータルマエを相手に踏ん張りを見せ、特に前走の川崎記念では、早めに先頭に立つ形になりましたが、最後まで食い下がったのはさすが。
今回は地方の総大将として並み居るJRA勢を撃破して欲しいです!
対抗は、クリソライトです。
この馬は本来持っている能力は相当すごいと思うのですが、波があって常に力を出し切れる状態とはいかないところが難しい...
ジャパンダートダービーを圧勝した後もしばらくスランプに悩まされましたが、現在も再びスランプなのか?と思わせるレースが続いています。
JBCクラシックでは、中団から早めに進出して最後もよく伸びての2着。
日本テレビ盃と共にこの辺りで完全復活か?と思わせたものの、その後の2戦の内容が物足りないのです。
ただ、実力はある馬だし、小回りの船橋もバッチリなので、本来の力を出せれば圧勝もあると考えます。
初めての地方交流重賞に登場するアスカノロマンにも注目しています。
前走のアルデバランステークスでは、馬なりで好位に付けると、内でじっくりと我慢して、4コーナーで外に切り返して直線で差し切るという、超王道の素晴らしい勝ちっぷりを見せてくれました。
これまでは砂を被ると崩れる印象があったのですが、あの競馬が出来るということは、ここに来てのパワーアップを感じます。
プラス20キロというのも、重いのではなく進化の証なのかもしれません。
初めての超小回りとなりますが、馬なりでいいところに付けられる馬なので、大きな問題はないでしょう。
まだ4歳。今後のダート界を引っ張る存在になって欲しいです。
◎2、サミットストーン
〇4、クリソライト
▲6、アスカノロマン
△11、シビルウォー
△8、アウトジェネラル
昨日川崎競馬場で行われた『エンプレス杯』は、アムールブリエが3馬身差の完勝でした!
直線ではワイルドフラッパーを競り落とし、新女王に相応しい強いレースをみせてくれましたね。
各陣営のコメントをお伝えします。
1着アムールブリエ
濱中俊騎手
「期待通り強いレースが出来て、ホッとしています。直線を向いた頃には大丈夫だろうと思っていました。
今日もいつもと変わらず落ち着いていたし、状態も良かったです。
小回りはあまり向かない印象で、出来ればいいポジションを取って早めに仕掛けたいと思っていました。飛びが大きい馬なので窮屈にならないように注意していましたが、いい位置で運ぶことが出来ました。
キツイコーナーでぎこちない面はありましたが、能力でカバーしてくれました。ワイルドフラッパーを目標に、早めに行こうと思っていましたが、手応えも良かったし、強い相手に勝つことが出来て、先の楽しみが広がりました。
この馬はメンタル面もどっしりしているし、どんどん力を付けています。このまま行けばもっと強くなると思います。牝馬の交流重賞で主役になれるよう、全部勝つつもりで挑みたいです。
メーデイアと比べてですか?
タイプが違うので一概には言えないですが、そのくらいの可能性は感じています」
松永幹夫調教師
「年末からどんどん力を付けてくれていますね。ついに重賞を勝つことが出来て嬉しいです。
この中間は牧場で乗り込んでいて、いい状態でここに挑戦することが出来ました。
強い相手ですから、どこまでやってくれるかと思っていましたが、濱中くんが前半に押していい位置を取ってくれました。そんなに反応のいい馬ではないんですけど、最初のコーナーでいい位置に付けられて良かったです。
いつも4コーナーからの手応えはいいので、今日もあそこからひと伸びしてくれると思っていました。
使いつつ体が絞れて来て、逞しくなって、走れるようになりましたね。今は注文付けるところはないです。
今後はダートの長いところを中心に、牝馬の交流重賞も視野に入れてます。とりあえずは1回休ませてリフレッシュしてからですね。
僕自身も、ヘヴンリーロマンスの仔で重賞を勝つことが出来て、とても嬉しいです」
2着は1番人気に支持されたワイルドフラッパー。好スタートを決めて自ら逃げる形になり、最後の直線でも意地は見せてくれました。
森泰斗騎手
「アクティビューティが行けば2番手でもと思っていましたが、スタートも良かったしアクティはあんまりスタートが良くなかったので、自分から行く形になりました。
道中は上手く行ったと思ったんですけど...。勝った馬が強かったですね。
交流重賞でこれだけの馬に乗せていただけるチャンスはなかなかないので、本当に勝ちたかったです。悔しいです...」
3着ケイティバローズ
戸崎圭太騎手
「初めて乗せていただきましたが、とても乗りやすい馬です。距離も大丈夫そうですね。
ただ少し、砂を被るのを嫌がる面もありました。そこがこれからの課題になってくると思います。ダートの走りに関しては全く問題なかったです」
4着アクティビューティ
内田博幸騎手
「まくられた時に動けなかったです。それでもよく頑張ってくれました。
8歳ですからね。今回は馬券に絡めなかったけれど、相手次第ではまだまだ頑張れる馬です。本当にえらい馬ですよ」
いつもレースを盛り上げてくれる、川崎恒例のコスプレ誘導馬☆
この日はエンプレス杯を意識して、お姫様のような装いでした。
毎回楽しませてくれる誘導馬たちと、この装いを手作りで作成している誘導馬担当の方々に感謝します♪
本日は川崎競馬場で、牝馬の戦い『エンプレス杯』が行われます!
昨年はワイルドフラッパーが圧倒的な力を見せつけたこのレース、今年はどんな戦いになるのでしょうか♪
*4日川崎 第11R『エンプレス杯』2100m 16:33発走*
まず注目しているのは、昨年の覇者ワイルドフラッパーです。
昨年はここを勝って、マリーンカップも連勝。牡馬と戦った平安ステークスでも3着と、女王として君臨しました。
そこから休養を挟んで復帰したブリーダーズゴールドカップでは、+14キロと重めの体もあり、サンビスタの2着と敗れました。
続くレディスプレリュードでは再び圧巻の強さでしたが、JBCレディスクラシックではこの馬らしくない負け方で3着...
ここまでのレースぶりを見ていると、さすがに520キロ台では動きが重めに感じます。
年齢を重ねて代謝が落ちている可能性も否定できないですが、今回休養を取ってリフレッシュし、体が少しでも絞れていればと思います。
能力は相当なものなので、あとは馬体重と状態次第ではないでしょうか。
超安定株のアクティビューティも、忘れてはいけない存在です。
内田博幸騎手に乗り替わってから、より積極的なレースを展開するようになりました。
好位につけて、どうしても勝負所で置いて行かれてしまうのですが、そこからもう一度伸びて来る馬です。
コーナーがキツイ川崎でも、この馬の脚質は生かされると思います。
一番判断に迷うのがアムールブリエ。
現在2連勝で準オープンを制覇。牝馬のダートグレード戦線は準オープンを勝っていれば十分通用するという結果が出ています。
今回も即通用の器だと感じるのですが...、ただし、ちょっとレース内容が気になるところ。
中団から、というだけでなく、道中自分からハミを取って行くタイプではないことが気になります。
キツイコーナーの場合、自分から進んで行く馬の方がレースをしやすいのは確か。
川崎の経験はありますが、もう少し小回り経験を積んでからの方が力を発揮しやすいのでは。
あまり人気になるようなら、少し印を下げたいと思うのです。
◎10、ワイルドフラッパー
〇9、アクティビューティ
▲5、アムールブリエ
△2、ケイティバローズ