お気づきだと思いますが、顔写真変えました!バックもピンクにしてみました。
『赤見千尋のRedView』も、早いもので1周年ですよ。これまでワタクシの戯言にお付き合いいただき、ありがとうございます。無事、2年目に突入する事が出来たのも、このブログを見てくれている方々のお陰。
4月も後半に差し掛かりましたが、また新たな気持ちでスタートしようと思っております。
そ・こ・で!!
11年間ロングだった髪をバッサリ切って来ました!地方競馬教養センター入所時以来のショートカットです☆
これはねぇ、相当悩みましたよ。30センチ切りですからね。でも、軽くなってスッキリした感じ。髪って以外に重いんですね。私のショートスタイルは、おってご紹介させていただきます。アレ?興味ナイ?
さて、いよいよ「ばんえい競馬」も、4/27日から新たなスタートを切りますね。
史上初の民間参入で競馬がどう変るか?ばんえいから始まって、全国の地方競馬にどんどんシンクロしていってほしいものです。
ばんえいの日程表を見ると、
・27日「日本レーシングサービス賞」
・28日「関口房郎大賞典」
・29日「すずらん賞」
と、特別レースが目白押し。「関口房郎大賞典」、気になるなぁ〜。
30日には、新設重賞の「ばんえい十勝オッズパーク杯」が開催されます。この日は私も現地で観戦♪6レース終了後にイベントをする予定なので、お近くの方はぜひ、温かいヤジを飛ばしに来て下さいね。
北海道はまだ寒いかな・・とか考えながら、30日用の洋服を購入。気分はすでに北海道。なんだかジャガイモが食べたくなったので、カレー屋さんに行ったらジャガイモが入っているカレーがなかった。。
それでも北海道気分を味わいたくて、マトンカレーを注文。
まぁ、ナンが美味しかったからヨシとする。
今日は寒かったぁ〜。昨日も寒かったけど、今日は本当に悴んだ。。春は一体どこえやら???
こんなに寒くては、カゼをひいてしまうわ・・と、早速栄養補給のために新宿は「さんるーむ」へ。
ここは新宿駅東口から新宿三丁目、歌舞伎町へと広がる広大な地下街「サブナード」の中にある、超健康志向のレストラン。
黒豆コロッケ定食をオーダー。ご飯は黒米、デザートは黒ゴマプリンと、黒でまとめてみました。黒い食べ物は、栄養の宝庫ですからね☆
黒い食事を食べながら、ふと昔話を思い出した。
あれは確か、赤見千尋19歳の出来事。地方競馬教養センターの生徒だった私は、半年間の競馬場実習のため、境トレセンに帰って来た。
ちょうどその時、我が畠中厩舎には、【クロイダンガン】という名前の競走馬がいて、名前の通り常に弾丸のように突っ走って行こうとする馬だった。
あるレースが近づいた日の調教で、いつも通り必至に手綱を抑えていた私は、『ブチッ』という音を聞いた。ちょうど2コーナーから向正面に入り、手前を変えた時だった。
「何事?」と思った時には落ちていた私。【クロイダンガン】くんは解き放たれ、まさに黒い弾丸と化して馬場を何周も走ったのでした。。
落馬の原因は、鞍とアブミをつなぐ、[アブミ革]が切れた事。完全に、調教鞍を管理している厩務員さんの落ち度でしょう、と思っていたのに、調教師も厩務員さんも、
「お前が悪い!」とメチャメチャ怒られた。その場では、「すいません」と謝ったものの、納得出来ない私はその話を先輩騎手たちに告げ口。するとみなさん、
「そりゃ、お前が悪い。俺達はアブミがなくても落ちないから。」と言うではないか!
騎手って、すごいんだなぁーと関心したと同時に、なんて厳しい世界に飛び込んだのだろう・・と実感した出来事だった。
数年後、ゲート練習でアブミ自体が欠けるという事故が起きた。でも、私はもう落ちなかった。その調教鞍を管理している厩務員さんが、
「よく落ちなかったな。」と言ったので、
「だって騎手だもの。そのくらいじゃ落ちないわ♪」と胸を張って答えた私。一人前の騎手に、近づけた気がした。
今年のさくらも、キレイでしたね。儚く散ってしまったけれど、やっぱりさくらは大好き☆
特に私は、夜桜が好き。
さくらの季節になると、いつも思い出す。境トレセンの、向正面に咲くさくらたち。
初めてそのさくらを見たのは、デビュー1年目。あの頃の私は、ただ、馬に乗る事に無中だった。
午前2時、暗闇にライトが灯る。ひと気の少ない馬場に、愛馬とともに入って行く。まだ脚跡のついていない馬場を走るのは、とても気持ちがいい。
馬場にいるのは、2〜3人。ほとんどの人たちがまだ眠っている時間。
1頭目の調教を終えて、帰ろうとする私に、水野騎手が言った。
「さくらを見てごらん。」
人馬が少ないこの時間だけは、向正面で馬を歩かせる事が出来る。
真っ暗な闇の中に、ライトアップされたさくら。ひらひらと花びらが落ちて来て、それはもう、幻想的な世界。水野さんに言われるまで、その美しさに気付かなかった私。
「キレイだね。」と愛馬に話かけながら、ゆっくり歩いて帰る。心にゆとりが出来た気がした。
この時期だけは、早起きも全く苦にならない。早く起きた人にしか見られない、年に1度のプレゼント。あのさくらより美しいさくらを私は知らない。