行って来ました!亀田興毅戦in横浜アリーナ!!
ものすごい熱気と殺気で興奮し、最後は感動して涙を流して来ました・・。
私は今まで、ジョッキーの体型は、ボクサーに近いと思ってた。事実、亀田興毅選手の前座で登場した軽量級のボクサー達は、ジョッキーにかなり近い体型をしていた。でも、同じ軽量級でも世界チャンピオンをかけて争った、亀田興毅選手とファン・ランダエタ選手の体は、明らかに違う。 これが世界を目指す体か・・と溜め息が出るほど、全く脂肪のない、張り詰めた筋肉だった。
筋肉は、脂肪の4倍重い。だからジョッキーは、無駄な筋肉はつけないし、鍛え過ぎたりもしない。亀田選手のように、あれだけの筋肉をまとって50kg以下に減量するのは、想像を絶する苦労だろう。などと勝手に想像しながら、感極まっていたわけですが。
亀田兄弟といえば、派手なリップサービスというか、有言実行ですよね。全盛期の辰吉選手もそうだったけど、あんな風に自信満々に語ると、勝ってる時はいいけど、負けると悲惨。自分で自分を追い込んでいるようなもの。だからこそ、こんなにも盛り上がっているんだろうけど、絶対に、無言実行の方がプレッシャーが少ない分、楽だと思う。今までの日本の美意識においても、自信を表に出さない事が美徳・・みたいな感じだったし。亀田兄弟のパフォーマンスには、色々言う人もいるけど、私は勇気ある行動だと思う。
ディープインパクトで皐月賞を制し、武豊騎手が人差し指を立てた時も、同じように思った。いくら自信があっても、あの行動をとった事で、プレッシャーは大きくなる。
だけど・・ファンにとったら、とってもワクワクする。すっごく盛り上がる。一つの、エンターテイメントになる。
地方競馬にも、大きなレースで有言実行するジョッキーが現れたら・・競馬の場合は、競走馬というパートナーが必要だし、お金が絡んでいるので、不用意な発言は出来ないけれど・・。でも、もしも自信があったら、内なる闘志ではなく、「地方競馬をナメるなよ!」なーんて決めてほしい。
私は1度だけ、レース前に「絶対勝ちます!!」と宣言した事がある。その時は1番人気ではなかったし、連勝中の強い馬がいて、しかもリーディング上位のジョッキーが騎乗していた。プレッシャーで、ゲート裏で吐きそうになったけど、宣言通り勝つ事が出来たので、ものすごい自信になった。ただ、あまりのプレッシャーのキツさに、「もう2度と、あんな事は言わないぞ・・」と心に誓ったのも事実。
今月は、14日盛岡「クラスターカップ」・15日佐賀「サマーチャンピオン」・17日旭川「ブリーダーズゴールドカップ」と、交流重賞が続く。例によって、中央勢が注目される事が予想されるけれど、地方のジョッキーたちのコメントにも、細心の注意を払いたい。
「相手は強いけど、調子はいい」とか、「精一杯頑張ります」とかじゃなく、「俺の馬が1番強い!」なんて強気なコメントがあったら、絶対買っちゃうだろうな。
基本的には、「俺について来い!」的なタイプは苦手な私ですが、亀田選手に感化され、しばらくは強い男に魅かれる予想。相変わらず単純な、28歳夏の始まり・・