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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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名古屋・東海菊花賞

 東海・北陸・近畿・中国地区の交流で、1着馬には12月24日に行われる名古屋グランプリJpnIIへの優先出走権が与えられる一戦。
 他地区からの遠征は兵庫のチャンストウライ、金沢のヤマノスザクの2頭のみだが、13日で今シーズンの開催が終了したホッカイドウ競馬からの移籍初戦組が2頭いるため、実質、地元勢は8頭。なのだが、ティアマットが前日に出走取消となったのはなんとも残念。
 注目は、マルヨフェニックスの古馬初挑戦。東海ダービーを勝ったときは4番人気で、3歳馬同士でもそれほど信頼される存在ではなかったが、ジャパンダートーダービーJpnI(12着)のあと続けて遠征した大井の黒潮盃圧勝で評価が一変。前走、岐阜金賞でもスタートして先頭に立つと、3コーナーから徐々に後続との差を広げ、8馬身差の圧勝。東海地区の3歳同士ではもはや敵なしをアピールした。
 古馬勢では、地元東海地区のウイニングウインド、ムーンバレイ、キングスゾーンらがJBCクラシックJpnIに出走したため、全国区レベルの出走はなく、筆頭は帝王賞JpnI 4着の兵庫・チャンストウライということになるだろう。
 さて、どちらを中心にとるかだが、ここは経験を買ってチャンストウライから。前走、地元の姫山菊花賞では1番人気に推されながらウイニングウインドに2馬身差の2着に敗れたが、敵地で借りを返したいところ。
 マルヨフェニックスは、チャンストウライがいなければ不動の本命だが、真向勝負となると展開次第では直線で馬群に沈むということまで考えておきたい。ただ普通に考えればチャンストウライとの一騎打ちだとは思う。
 連下筆頭には、セイウンドリーム。オータムカップではティアマットに7馬身ちぎられたが、前走東海クラウンではそのティアマットを1馬身半差で下して勝利。ここ4戦連続連対と好調を維持している。
 そのほかでは、重賞は昨年の東海ダービー以来となるが、徐々にクラスを上げ、2連勝中のセンゲンゴロー。今年7月に中央から名古屋に移籍後、8戦して一度も3着をはずしていないケイアイフウジンにもチャンスはありそうだ。
 ホッカイドウからの移籍組だが、サクラエヴィーヴァは05年の中央在籍時以来勝利がなく、重賞も未経験。ヒロショウグンは重賞で好走しているもののいずれも1000メートル戦で、距離が疑問。今回は見送る
 ◎チャンストウライ
 ○マルヨフェニックス
 ▲セイウンドリーム
 △センゲンゴロー
 △ケイアイフウジン

2007/11/15
重賞予想
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兵庫クイーンカップ

 8頭立てと頭数こそ少ないが、福山、金沢、笠松からそれぞれトップクラスの牝馬が遠征してきて興味深い対戦になった。
 むしろ地元兵庫勢がやや寂しい感じ。本来なら、のじぎく賞を圧勝したエンタノメガミに期待したかったところであろうが、川崎に移籍してしまい、これも残念なことに移籍緒戦のロジータ記念では内田博幸騎手で1番人気に推されたものの10着に敗れた。
 第1回、第2回こそ地元兵庫勢のワンツーだったが、第3回の昨年は笠松ニッシングリン、金沢チヨノドラゴンという決着で、地元勢はゲッケイジュが3着という結果だった。
 今回、地元勢最上位はA1格付けで善戦しているレッドクレオパトラで、昨年は4番人気で11着だった。ちなみに2年連続出走している地元勢で、昨年の最先着は5着だったラストステージだが、近走はA3クラスで苦戦が続いている。
 実績を見れば笠松のクインオブクインが断然。前走は名古屋のA2で3着だが、全国を駆け巡りダートグレードで揉まれてきた経験は大きい。ほかにダートグレードに出走経験があるのは、2年前の3歳時に兵庫チャンピオンシップJpnIIで9着のラストステージしかなく、やはりクインオブクインが中心になる。
 相手には金沢のリュウヨウ。金沢に移籍して重賞初挑戦となった読売レディス杯では、東海地区で重賞実績のあるマイネフォクシーに4馬身差をつける圧勝。その後も金沢でトップクラスの牡馬にまじって善戦している。
 クインオブクインと比べると力は劣りそうだが、田中学騎手で地の利を生かせばレッドクレオパトラも争覇圏。
 福山のサラブレッドでトップを争っているアブソルートウインが遠征してきたのも楽しみだが、夏の金杯でアラブに完敗している上に、大井時代は古馬C1で精一杯という感じだったので、過大な期待は禁物。
 地元勢では過去の実績からラストステージも押さえる。
 が、勝負になるのは上位3頭だけだと思う。馬券も絞りたい。穴を狙うなら3連複か3連単の3着だろう。
 ◎クインオブクイン
 ○リュウヨウ
 ▲レッドクレオパトラ
 △アブソルートウイン
 △ラストステージ

2007/11/13
重賞予想
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福山3歳牝馬特別

 07年のアングロアラブの生産頭数がとうとうゼロになった、というのをどこかの記事で読んだ。まったくゼロということでもないだろうが、おそらく競走馬としての血統登録が結果的に1頭もなかったということだろう。
 日高軽種馬農協の今年のオータムセールでも、昨年は数頭あったアングロアラブ1歳馬の上場が今年はゼロとなり、いよいよアラブ競馬の終わりが現実のものとなる。
 今年は福山に10頭ほどのアラブ2歳馬が入厩していたと思うが、これが最後の世代になるのだろう。
 そういう意味では、アラブの競馬が体系として成り立つのは事実上、この3歳世代が最後ということになる。
 福山でもサラブレッドがだいぶ充実してきて、サラブレッドのほうが強いのかと思いきや、6月の3歳サラ・アラによるオッズパーク賞福山チャンピオンシップではミスジョージがサラブレッドを一蹴し、さらに8月の金杯ではフジノコウザンが勝ち、ミスジョージも3着に食い込む健闘を見せた。
 さて、ここはそのミスジョージと、未対戦のモモカプリンセスと、どちらが強いかというのが焦点になる。
 モモカプリンセスは、福山ダービーでは1番人気に支持されながら3着に敗れたものの、遠征した東海ダービーで4着と健闘し、やはり福山のこの世代ナンバーワンであることを印象づけた。その後、古馬との条件戦を順調に勝ち上がり、9月にはB2級まで勝った。前走3歳馬同士の汐風賞では、いつものとおり後方からレースを進め、逃げたスターゴールドを直線でとらえると、5馬身差の圧勝。
 ここは、近走の充実ぶりからモモカプリンセスを上位にとる。前に行きたいミスジョージにとっては、スターゴールドに競りかけられるだろうから、楽な展開にはならない。ならば、うしろから行くモモカプリンセスにとってはますます有利な展開になりそうだ。スターゴールドのがんばり次第では、ミスジョージが馬群に沈むという結果まで考えておいたほうがいいかもしれない。
 3番手には、6連勝中で充実著しいアラブのイケノセブマイン。連下にはサラのサンアルカローラ、シバマリンを。
 ◎モモカプリンセス
 ○ミスジョージ
 ▲イケノセブマイン
 △サンアルカローラ
 △シバマリン

2007/11/10
重賞予想
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笠松・サラ・プリンセス特別

 こちらでカルラネイチャーのことに触れたが、サラ・プリンセス特別にも産駒が2頭出走してきた。前走笠松・ジュニアクラウンで4着だったトチオトメに、金沢から遠征のミスガイアだ。
 ちなみにそのジュニアクラウンを制したチェイリュイも父はカルラネイチャーだった。
 笠松ではかつて、ライデンリーダーを筆頭にワカオライデンの産駒が大ブレークしたことがあったが、あまり注目されていないような種牡馬の産駒でも、血統的にしっかりとしたポテンシャルを持った馬であれば、素質を十分に引き出して結果につなげるというのが、「不思議の国」と言われた笠松競馬なのかもしれない。
 というわけで応援もこめてカルラネイチャー産駒を本命といきたいところだが、ここは秋風ジュニア、ジュニアクラウンでともに2着のカキツバタクイーンの順番だろう。その父エイシンサンディも、自身は不出走だったにもかかわらず、ミツアキサイレンスの活躍によって人気種牡馬となった。
 ジュニアクラウンで、そのカキツバタクイーンからクビ+クビの差で4着のカルラネイチャー産駒、トチオトメが相手。マイペースで逃げられれば一発があるかもしれない。
 ゴールドウイング賞では断然人気に支持され、逃げ切ったかと思ったところ、最後に差されてしまったアジュディサクセスもここであっさりがあっても不思議はない。
 未知の魅力は金沢で3戦2勝、2着1回のミスガイアと、名古屋でデビュー戦を逃げ切ってここに臨むバブルガムエンド。
 ◎カキツバタクイーン
 ○トチオトメ
 ▲アジュディサクセス
 △ミスガイア
 △バブルガムエンド

2007/11/05
重賞予想
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ばんえい菊花賞

 今シーズンのばんえいの3歳三冠は、一冠目が7月29日に行われた「ばんえい大賞典」で、二冠目がこの「ばんえい菊花賞」、そして三冠目が12月24日に行われる「ばんえいダービー」となっている。
 ばんえいダービーは、当初しばらくの間は5月後半の開催だったものが、96年からは秋の9月〜10月にかけて行われるようになり、05年からは菊花賞より後のクリスマス時期となっているのに対し、ばんえい菊花賞は、そのレース名ゆえに第1回以来ずっと11月に行われている。
 帯広コースには94年度にロードヒーティングが設置され、冬季開催が可能になり、さらに05年度からは通年開催になるなど、徐々に年間の開催日程が延びてきたため、それにともない重賞日程も変化してきている。
 今回、予想の重要なポイントとなるのが、一冠目のばんえい大賞典が別定戦だったのに対し、ばんえい菊花賞は定量で行われるということ。ばんえい大賞典は、最軽量の牝馬プリンセスモモが制したが、今回は真に実力を問われるレースとなる。
 で、実力ということになると、10月7日のオッズパーク杯秋桜賞で、ともに上から2番目のハンデ660キロを引いて1、2着となったシベチャタイガーとアローファイターを巡る争いとなるだろう。
 2頭はそれほど差のない対戦成績だが、間隔をあけてここに臨むアローファイターを本命にした。
 今シーズンほとんど見せ場のないカネサリュウだが、2歳シーズンのホクレン賞、イレネー記念を勝ったことで今期は古馬500万という高いクラスに入って苦戦を強いられ、同世代との対戦では負担重量に苦しめれれている結果で、定量のここで巻き返す可能性は十分。
 コーネルフジも同世代同士の争いなら好勝負。
 ◎アローファイター
 ○シベチャタイガー
 ▲カネサリュウ
 △コーネルフジ

2007/11/03
重賞予想
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