この予想を書いているのはレースの2日前だが、クラスターカップJpnIII当日の朝から午後にかけて東北地方に台風直撃という予報が心配。8月4日に予定されていたOROカップの日にはゲリラ豪雨があり、OROカップの時間帯に雨は止んだものの、走路状況の悪化で取止めとなってしまった。今回も、仮に昼過ぎあたりに台風が通過してしまうとしても、「岩手県ではこれまでに観測された雨量の最大値を超すような大雨が予想されています。」(tenki.jpより)という予報が出ているだけに、果たして。
コスタノヴァは芝のデビュー戦は大敗だったが、ダートではここまで6戦5勝、2着1回。前走オープン勝ちまで出世し、底を見せていない。1600〜1800メートルを使われてきて、前走初めての1400メートルでも直線余裕を持って抜け出した。今回さらに距離短縮となるが、ここ3連勝と同じ左回りのワンターンなら能力を発揮する。
1400メートルを中心に使われてきたジレトールは、1200メートルに距離短縮して京葉S3着のあと2連勝。直線勝負のタイプだけに、展開頼みという面もあるが、ここにきて力をつけた。
実績最上位は、前走ドバイゴールデンシャヒーンでも2着と好走したドンフランキー。ただ東京盃でのJpnII勝利によって別定3kg増の57kg。その重量自体は問題ないが、他の有力馬のほとんどと3kg差というのは楽ではない。
東京スプリントJpnIIIで2着好走のクロジシジョーも重賞勝ちがないゆえの54kgならチャンスはある。
地方馬ではダートグレードで好走歴があるスペシャルエックスに期待。昨年北海道スプリントカップJpnIIIを制したケイアイドリーらそれほど差はない。
◎12コスタノヴァ
◯2ジレトール
▲7ドンフランキー
△11クロジシジョー
△5スペシャルエックス
△9ケイアイドリー
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東海地区のこの世代は、春先までは上位拮抗の混戦で推移してきたが、新春ペガサスカップ2着、スプリングカップ3着と惜敗していたフークピグマリオンが、その後、ネクストスター中日本、駿蹄賞、そして東海優駿と、東海地区の3歳主要重賞で3連勝するに至って、世代チャンピオンといえる存在になった。
ならばここでも当然中心となるだろうが、地元笠松のキャッシュブリッツを狙ってみたい。駿蹄賞がフークピグマリオンに2秒0も離されて3着。しかし東海優駿では、駿蹄賞と同じように3コーナーからまくっていったフークピグマリオンを追っていって、直線でも離されず1馬身半差で2着。そして続く前走、地元笠松ブルームカップでは逃げていたチェイスザウィンドを直線でとらえ2馬身突き放した。その1800メートル(良)の勝ちタイム1分57秒9は、岐阜金賞の1900メートルに換算すると2分4秒4。近年の岐阜金賞の勝ちタイムと比べても遜色ない。ここ3戦で確実に力をつけている。フークピグマリオンには笠松コースが初めてということもあり、逆転の可能性に期待したい。
以下は3着候補。カルテメトレスは6月の笠松・クイーンカップで5着のあと名古屋1700メートルで3連勝。前走準重賞のけやき杯ではタイムを詰めており力をつけた。ただそのけやき杯でクビ差2着のエナジーロマネスクが駿蹄賞、東海優駿でともに9着という実力だけに、◎◯にどこまで迫れるか。
サウンドノバは中央未勝利から転入して4戦すべて3着以内。前走ブルームカップが、勝ったキャッシュブリッツに2馬身半差で3着。こちらもその差をどこまで詰められるか。
スティールアクターは、2月のスプリングカップを制し、フークピグマリオン(3着)、キャッシュブリッツ(5着)を負かしている。続く笠松・ジュニアグローリーも制したが、その後は勝ち星がなく、駿蹄賞や東海優駿のレースぶりを見ると距離が長い。その後、笠松1400メートルのぎふ清流カップで2着に好走しており、適距離は1400メートルか、せいぜいマイルあたりまでと思える。
ベアサクシードは駿蹄賞でフークピグマリオン、キャッシュブリッツの間に割って入る2着と好走したが、その後の2戦がいまひとつ。巻き返しなるかどうか。
◎7キャッシュブリッツ
◯9フークピグマリオン
▲1カルテメトレス
△10サウンドノバ
△3スティールアクター
△5ベアサクシード
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