高知勢の活躍が目立つレースで、毎年もれなく馬券にからんでいて、過去10年で5勝(1着同着あり)。3着内馬30頭中、高知所属馬が13頭とじつに半数近く。その高知から今年も3頭が遠征してきた。
ダノングッドは11歳になった年明け初戦、佐賀に遠征したゴールドスプリントをレコード勝ち。その後脚部不安があって今回は5カ月ぶりの実戦でどうか。ただ直前の調教ではこれまでどおりのタイムを出しており、一昨年6馬身差、昨年は5馬身差という圧倒的な強さで連覇を果たしたコース適性で3連覇に期待する。
相手も高知でジョーロノ。デビューした南関東では重賞タイトルにこそ手が届かなかったものの、2〜3歳時に重賞で2着2回、3着4回。その中には優駿スプリントでの3着もあった。ただ過去2年近くあまり賞金を稼げなかったことから、高知移籍後はC2級からのスタートとなった。古馬になって南関東では結果が出ていなくても、昨年あたりも短距離でスタートは決めていた。820メートルという超短距離なら、スタートさえ決めれば粘る場面はありそう。
雪辱を期すのが地元のメイプルグレイト。昨年は2番人気に支持されるもスタートでダッシュがつかず7着。能力が高いことは間違いなく、ここ3戦も好調だが、やはりスタートしての二の脚でどうしても後手を踏んでしまう。前走820メートル戦でも好スタートは切っているものの、その後の脚がないため位置取りを下げ、4コーナー8番手という位置から大外を追い込んで2着。果たしてそのスタートダッシュでこのメンバーに入ってどこまで。ただし先行争いが激しくなって前崩れの展開ならチャンスはありそう。
ダノンジャスティスは一昨年が3着で昨年は2着。そして昨年の園田チャレンジカップは1番枠から思い切った逃げで、ダノングッドを1馬身差で振り切った。それ以来勝ち星がないが、もともと忘れた頃に走る意外性のタイプだけに、今回もあっと言わせる場面がありそう。
クリノサンレオは中央ではワンターンのダート1200メートルで結果を残し、3勝クラスからの転入。初戦の1400メートル戦は8着だったが、ワンターンとなる2戦目の今回、巻き返しがあるかどうか。
メイプルシスターは姫路800メートルから園田820メートルで4連勝中。前走初めてのオープン特別も逃げ切ったが、減量騎手の49キロ。今回は6kg増の55キロで、さらに相手強化でどうだろう。
◎11ダノングッド
○2ジョーロノ
▲8メイプルグレイト
△4ダノンジャスティス
△6クリノサンレオ
△3メイプルシスター
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