
ララメダイユドールは中央3勝クラスから転入し、休みながらではあるものの負けなしの5連勝。いずれも楽勝で、もっとも2着馬と差のない決着でも4馬身差。転入2戦目のアポロティアモ以外のメンバーとは対戦したことがあり、アクシデントでもないかぎり普通に走れば負けることはないのではないか。
相手は珊瑚冠賞の上位組。アメージングランは、珊瑚冠賞は1番人気で3着だったが、4コーナーでもまだ先頭からは離れていて、メンバー中最速の上がりでも前をつかまえきれなかった。中央から転入後13戦9勝。3着以内を外したのは御厨人窟賞(4着)だけということでは、相手筆頭として信頼できる。
グランデラムジーは、その珊瑚冠賞で早め先頭に立って後続を寄せ付けなかった。そのときは赤岡修次騎手で、今回は初騎乗となる多田羅誠也騎手がどんなレースを見せるか。
珊瑚冠賞でアメージングランとの2着争いをハナ差で制したのがエイシンピストン。この馬も昨年秋に兵庫から転入後、3着以内を外したのは2度だけという安定勢力。
中央3勝クラスからの転入初戦、オッズパークの日特別を制したのがアポロティアモ。今回と比べるとやや格下のメンバー相手に接戦となったが、転入2戦目の上積みがあれば上位争いも。
福永洋一記念でララメダイユドールの2着だったリワードアンヴァルは、それ以来5カ月ぶりの実践でどうか。
◎1ララメダイユドール
○8アメージングラン
▲7グランデラムジー
△9エイシンピストン
△11アポロティアモ
△3リワードアンヴァル
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馬券券内ということであればハンデ差を考えればすべての馬にチャンスがありそうな混戦。
その中で高いレベルで成績安定がヤマカツエース。前哨戦の秋桜賞ではトップハンデながら2番手で障害を越えると、先頭のツガルノヒロイモノをすぐにとらえ、最後までしっかりした脚取りで歩いて完勝。ここでも最軽量牝馬と40kgの差なら連軸として信頼できる。
トワイチロはここまで重賞でヤングチャンピオンシップ、イレネー記念、ばんえい大賞典と、いずれも伏兵という評価ながら2着に好走。その後やや低迷して秋桜賞でも最下位だったが、軽量の疾風賞で4着に入ると、自己条件のA2-1組でマルミゴウカイの2着。疾風賞のスピード競馬を使ったことが刺激となって状態上向き。700kgの重量なら勝負になる。
惜しいところで重賞を勝ちきれないのがヘッチャラ。ここまで世代重賞を6戦して2着3回、3着3回と、すべて馬券にからんでいる。秋桜賞ではヤマカツエースと同じ690kgで5着だったが、3着争いは3頭での接戦だった。今回もヤマカツエースと同じ720kgで、能力的にもそれほど差はない。
ヤマノコーネルは今シーズン14戦して6勝、2着3回と好調。確実に力をつけてきた。前哨戦の秋桜賞でも2着に入り、そのときと同じヤマカツエースと20kg差なら好走以上が期待できる。
2歳シーズンに圧倒的な強さを見せたキングフェスタは、今シーズンは10月に復帰してこれが3戦目。トップハンデ730kgで、今回はどこまで仕上がっているか。このハンデ差では目標は先にありそうで、あまり強気にはなれない。
ばんえい大賞典で8番人気ながら3着(ヘッチャラと同着)に好走したピュアリーナナセは、今回もそのときと同じようなハンデ差だけに、引き続き馬券圏内のチャンスはある。
◎6ヤマカツエース
○3トワイチロ
▲1ヘッチャラ
△4ヤマノコーネル
△5キングフェスタ
△7ピュアリーナナセ
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