NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
この時期の2歳馬の全国交流レースには北海道からの遠征が目立ち、このレースも過去10年で北海道からの遠征馬が5勝。しかし今年は北海道からの遠征がなく8頭立て。同じく毎年北海道勢の活躍が目立つ川崎のローレル賞(11月8日)でも登録のあった北海道所属馬がすべて回避となり、今年遠征が少ないのは何か理由があるのだろうか。
そういうわけで北海道勢不在というメンバーなら、中心は大井から遠征のボヌールバローズ。デビュー戦を逃げ切り、1番人気に支持された2戦目の特別戦では、4コーナーを好位で回って、さあ、ここからというところで伸びなかった。遠征競馬で巻き返したいところ。父は産駒がダートで大活躍のヘニーヒューズ、母の父ディープインパクトという血統的にも期待だ。
相手には兵庫のアドワン。5番人気ながら制した園田プリンセスカップでは母カクシアジとの母仔制覇となり、このレースにも同じく母仔制覇がかかる(当時はプリンセス特別)。母は北海道からの遠征だったが、アドワンは兵庫から同じ路線を歩む。
北海道からの遠征馬はいないものの、イグアスワークは北海道デビューで名古屋に移籍。初戦を快勝したあとの前走2歳1組の特別戦は惜しくも2着だったが、あらためて能力が試されるところ。
地元勢では目下3連勝で準重賞・秋風ジュニアを制したマイロマンスが相手強化でどんなレースを見せるか。
◎6ボヌールバローズ
○4アドワン
▲1イグアスワーク
△5マイロマンス
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