NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
グランダム・ジャパン2歳シーズンの初戦には、今年もホッカイドウ競馬から2頭、川崎、高知から各1頭が遠征してきた。
期待は川崎のベニヒメ。デビュー戦こそ逃げて競り合った相手に直線で6馬身離されたが、1400メートルに距離延長となった2戦目は外枠からハナをとると、向正面から後続を引き離しにかかり、ゴール前は手綱を緩める余裕の逃げ切り。今回鞍上の川原正一騎手は、交流となったあとのこのレースでは、2012年、15年に北海道からの遠征馬で勝利。還暦を過ぎた今でも信頼は厚い。
一方、このレース近4年で3勝を挙げている吉村智洋騎手が手綱をとるのが、北海道から遠征のスティールノーヴァ。前走フルールカップは4着だが最後までしっかり脚を使った内容は評価できる。ただここまで門別での3戦はすべて1000メートル戦。コーナーを4回まわる小回りの1400メートル戦でどうか。
もう1頭、北海道からの遠征がグラーツィア。前走1200メートルのリリーカップは7着だったが、それまでは4戦して2勝、2着3着各1回。ここに入れば能力上位。
地元勢ではデビューから2連勝のアンサン、前走JRA認定のアッパートライで2着に10馬身差をつける圧勝を見せたメイプルシスター、高知でデビューから3連勝中のリュウノアンジェラらは、いずれもまだ底を見せていない。
◎10ベニヒメ
○1スティールノーヴァ
▲4グラーツィア
△2アンサン
△9リュウノアンジェラ
△11メイプルシスター
園田プリンセスカップの出走表はこちら