北は北海道、南は佐賀、さらに南関東からは3頭と、遠征馬が充実して地元馬はわずか3頭。門別・ノースクイーンカップの上位3頭が揃って出てきたというのも、おそらくこれまでにはなかったこと。グランダム・ジャパン古馬シーズンも、ここを含めて残すところ3戦となり、9頭立てだが地方の牝馬限定戦としては充実のメンバーとなった。
このレース連覇を狙うクレイジーアクセルには、願ってもない1番枠。前走兵庫サマークイーン賞では大きく出遅れてスタートで"終了"してしまったが、出遅れること自体がめずらしい。この枠順なら無理に競りかけてくる馬もなさそうで、昨年同様マイペースの逃げに持ち込めれば、昨年のクイーン賞JpnIII以来、久々の勝利が期待できそう。
相手には昨年も2着だった川崎のアッキー。今年も昨年に引き続いて高松亮騎手が鞍上となる。2018年終盤に川崎に移籍後はなかなか勝ち星に手が届かず、今年5月のB1B2特別で移籍後の初勝利。その勢いで園田2400メートルの六甲盃も逃げ切って見せた。前走兵庫サマークイーン賞こそ見せ場をつくれず4着だったが、金沢2600メートル北國王冠でも2着だったように、小回りの長距離戦が向いているようだ。
ヒダカソウカップからノースクイーンカップを連勝したクオリティスタートは初めての遠征競馬でどんなレースを見せるか。
佐賀のアンバラージュは、ノースクイーンカップでクオリティスタートにハナ差まで迫って2着。ブリーダーズゴールドカップJpnIIIにも出走(11着)し、佐賀に戻って調整し、再び長距離輸送があっての参戦。能力を出せる状態ならここでも上位争い。
笠松のヴィクトアリーは、佐賀ヴィーナスカップ3着に、兵庫サマークイーン賞2着。ここは今までよりメンバーが揃った。グランダムで賞金圏内の3位以内を狙うなら、ここも上位がほしいところ。
グランモナハートは昨年のロジータ記念がデビュー以来の初勝利で、今年は休みながら使われて3戦目。ノースクイーンカップ3着から状態アップならここでも上位を狙える。
◎1クレイジーアクセル
○3アッキー
▲5クオリティスタート
△9アンバラージュ
△6ヴィクトアリー
△2グランモナハート
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