マテラスカイの重賞タイトルは一昨年のプロキオンSだけだが、昨年のドバイゴールデンシャヒーン、そして今年2月のサウジアCでともに2着と、世界レベルで通用するスピードがあることは間違いない。地方では2度走って馬券圏内はないが、一昨年の東京盃が勝ったキタサンミカヅキからコンマ4秒差の4着。その年の兵庫ゴールドトロフィーは5着だったが、コーナー4つの小回りコースは明らかに向いていない。3〜4コーナーを回るだけの門別1200mなら、そのスピードを存分に発揮できると見る。
ジョウランは昨年夏に短距離で能力を発揮。エトワール賞は3歳ゆえ斤量にも恵まれたが、2着に5馬身差をつけての1分11秒3は、中央馬相手でも勝負になるレベル。8カ月ぶりの今季初戦を叩かれての上昇に期待だ。
昨年4歳夏ごろまではダートの中距離で活躍していたショームだが、その後は短距離にシフト。2走前、東京1400メートルのバレンタインSでは4コーナーほとんど最後方という位置からの差し切り勝ち。右回りの経験も十分で、広い門別コースで能力を発揮しそう。
メイショウアイアンは昨年、大外枠でずっと外を回らされながら直線よく伸びて2着に食い込んだ。その後も道営スプリントで2着があり、今季初戦のレースぶりから10歳でも十分にやれそう。
さきたま杯を制したノボバカラの連闘は予定されていたようだが、そこを勝ったことによっての別定58kgと、門別までの輸送でどこまで力を発揮できるか。
昨年の道営スプリント3着など、門別の1200メートルで安定して能力を発揮しているソルサリエンテも上位が期待できそう。
◎9マテラスカイ
○2ジョウラン
▲4ショーム
△13メイショウアイアン
△7ノボバカラ
△6ソルサリエンテ
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中央1勝から転入したドラゴンウォリアーは笠松初戦をを圧勝。スタートではダッシュがつかず後方からとなり、向正面でも追い通しでどうなることかと思ったら、3コーナー過ぎで一気に先頭に立つと、直線では後続との差をあっという間に広げて2着に8馬身差。力の違いを見せた。良馬場1400メートルの勝ちタイム1分27秒6というのも好タイム。笠松2戦目でさらなる上積みも期待できそう。
相手には同馬主、同厩舎のダルマワンサ。ゴールドジュニア2着、新緑賞2着と、あと一歩のところで重賞は勝てていないが、ここはあらためてのチャンスといえそう。
兵庫のコスモピオニールは、ゴールドジュニアではダルマワンサにクビ差の3着。その後も勝ち星はないが、前走ゴール前で勝ち馬に迫っての2着は見どころがあった。
トーセンレビューは、3歳の一般戦を3連勝中。前走、直線でも軽く気合をつけられただけで5馬身差圧勝。良馬場で勝ちタイム1分28秒1なら、このメンバーでもチャンスはありそう。
クロワは、前走強敵相手の駿蹄賞は5着だったが、そのとき先着された4頭がすべて不在となったここなら上位争いも可能。
◎11ドラゴンウォリアー
○7ダルマワンサ
▲6コスモピオニール
△2トーセンレビュー
△12クロワ
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タガノゴールドは変則日程となった前々回(3月)、前回(6月)の六甲盃を連覇。その後の成績もほぼ完璧で、地元兵庫(園田・姫路)で他馬に先着を許したのは姫山菊花賞での笠松・ストーミーワンダーだけ。前走兵庫大賞典ではなかなか外に出させてもらえない状況から、直線だけの勝負で2着に3馬身差をつける完勝。六甲盃3連覇は濃厚といえそうだ。
マイフォルテは、タガノゴールドが連覇した六甲盃ではともに8着。ところが今年になって覚醒したか、笠松に遠征したオグリキャップ記念で重賞初制覇を果たして4連勝。あらためてタガノゴールドに挑む一戦。
エイシンニシパは、タガノゴールド不在の新春賞を制したが、タガノゴールド相手には昨年末の園田金盃から2、2、3着とあと少しのところで勝てない。今回も逆転まではどうだろう。
南関東から遠征のアッキーは、前走B1B2特別勝ちだが、A級やオープンの特別で2着、3着好走がたびたびという実力は侮れない。
ここ2戦がマイフォルテ相手に3、2着のマコトタリスマン、オグリキャップ記念3着だったマコトネネキリマルらも上位を狙う。
◎2タガノゴールド
○6マイフォルテ
▲11エイシンニシパ
△1アッキー
△10マコトタリスマン
△9マコトネネキリマル
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