12頭中半数の6頭が寒菊賞組で、それ以外はやや格下というメンバー構成。その寒菊賞で今回のメンバー中最先着の2着だったのがシンボ。勝ち星こそ、デビューした門別での未勝利戦の1勝のみだが、ウィナーズチャレンジ4着、知床賞2着など、その戦績からここでは中心的存在。
寒菊賞3着だったのがナーリー。1番枠のスタートからずっとラチ沿いに閉じ込められ、鞍上は行きたがるのを抑えるのに必死だった。それゆえ3コーナー手前でペースが上がったときに対応できず、それでも直線ではラチ沿いから盛り返したレース内容は評価できる。
バイクミレーは転入初戦だった寒菊賞こそ7着だったが、門別で2勝、北海道所属として出走した知床賞で、2着シンボに2馬身差の3着ならそれほど差はない。移籍2戦目での上昇に期待だ。
別路線組では、デビューした門別では勝ち星を挙げられなかったものの、転入2戦目で初勝利を挙げたリュウワンティアオは変わり身がありそう。
12月22日の2歳A級戦から、2着だったアルマドール、3着だったウォールフラワーらは、それぞれ寒菊賞での惨敗から力をつけてきた印象だ。
◎5シンボ
○10ナーリー
▲9バイクミレー
△6リュウワンティアオ
△7アルマドール
△8ウォールフラワー
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シンザンボーイは昨年の北見記念が8歳にしての重賞初制覇。昨シーズン(2018年)のばんえいグランプリで3着に入り、その後は徐々に古馬一線級相手でも互角のレースができるようになった。今シーズンも、ばんえいグランプリ、岩見沢記念で続けて3着に入り、また特別戦でも崩れることがほとんどなく充実ぶりを見せていた。あらためて過去の成績を見ると、もう何年も前から、シーズン当初の春頃はあまり成績がよくなく、基礎重量が重くなる後半に調子を上げてきていた。高重量戦でこそ力を発揮するタイプだけに重賞連勝に期待。
明けて10歳になったオレノココロには帯広記念4勝目がかかる。今年は夏バテの影響が長びき、12月のドリームエイジカップ3着でようやく復調気配が見えてきた。ばんえい記念3勝目に向け好走を期待したいところ。
昨年のばんえい記念を制したセンゴクエースの今シーズンは、北斗賞とビッグウエイトカップを制したが、そのあとはまったくの不振に陥った。それでもドリームエイジカップ2着で復調。高重量の争いとなるここからばんえい記念でさらに調子を上げてきそう。
今季重賞2着2回のミノルシャープは次代の主役候補。ここにきてやや調子を落としたコウシュハウンカイはトップハンデでどうだろう。
◎4シンザンボーイ
○1オレノココロ
▲5センゴクエース
△2ミノルシャープ
△3コウシュハウンカイ
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