6月6日に行われたウィナーズチャレンジを勝ったプリモジョーカーはさすがに出走してこなかったが、その2〜5着馬が顔を揃えた。
そこでわずかハナ差及ばず2着だったヘイセイメジャーは、スタートダッシュがいまいちで最後方からの追走となり、さらに4コーナーでは一瞬進路に迷った。そうしたロスがありながらも馬群をさばいて抜け出し、勝ったプリモジョーカーと馬体を併せてのゴール。勝っていてもおかしくないレースだった。新種牡馬マジェスティックウォリアー産駒で、ベストウォーリアなどすでに輸入馬がダートで実績を残しているということでも注目だ。
そのウィナーズチャレンジで、ヘイセイメジャーから1馬身半差で3着だったのがバブルガムダンサー。互角のスタートも、一旦6番手まで位置取りを下げ、それでも直線半ばまでは1、2着馬に食い下がっていた。渋いタイプで1200メートルでは距離不足とのことで、脚の使い所が難しい。ただ能力は高いことは間違いなさそう。母が2009年に武豊騎手でエーデルワイス賞JpnIIIを制したオノユウということでも注目だ。
エンジェルパイロのフレッシュチャレンジは、スタートこそ互角だったものの、その後の二の脚が速く、あっという間に先頭に立つと、半馬身ほどの差で追走してきたボルドーヴェルチュを直線で突き放した。レースぶりからも血統的にも1200メートルは向いていそう。母のエンジェルツイートは平和賞と東京2歳優駿牝馬を制してNARグランプリ2011の2歳最優秀牝馬に選出された。
ウィナーズチャレンジ4着だったヨハネスボーイに、1番人気で5着だったコーラルツッキーらの浮上があってもおかしくない。
1000メートルのフレッシュチャレンジで6馬身差圧勝を見せたルミナスアローも気になるところ。
◎7ヘイセイメジャー
○5バブルガムダンサー
▲1エンジェルパイロ
△2ヨハネスボーイ
△10ルミナスアロー
△11コーラルツッキー
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