NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
フルールカップは水の浮く不良馬場もあって先行した中からどれが残るかという、いわばサバイバルレース。そんな状況で3、4コーナーをほとんど最後方で回ってメンバー中唯一36秒台の後半の上がりで前に迫ったグレイアンジェラに期待する。1200メートルへの距離延長も、フルールカップを戦ったメンバーではこの馬に向きそうだ。
ゲッテルフンケンは2走前に9馬身差で勝った1000メートルのアタックチャレンジの勝ちタイムが59秒9。今年の門別でここまで2歳の1000メートル戦で1分を切ってのゴールはこの馬が唯一。しかも良馬場だった。前走2歳オープンの1200メートル戦はやや掛かり気味に他馬と競り合う形で直線失速しての3着だったが、巻き返しに期待したい。
そしてフルールカップを勝ったのがアークヴィグラス。先行3頭が競り合う中から他馬を競り落とし、2列めを追走していたパレスラブリーを2馬身差で振り切るという完勝だった。ここまで1200メートル戦は2戦して、ともにやや差のある5着に敗れているだけに距離がどうか。
フルールカップで2着だったパレスラブリー、前走2歳オープンは3着も前の2頭と同じような脚色で伸びていたレスプレンデントらにも可能性はありそう。
◎3グレイアンジェラ
○7ゲッテルフンケン
▲2アークヴィグラス
△4パレスラブリー
△5レスプレンデント
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