グランダム・ジャパン3歳シーズンも、残すところ、こののじぎく賞と関東オークスJpnIIの2戦。ここまでエグジビッツが24ポイント、レコパンハロウィーが23ポイントという接戦となっている。
エグジビッツは2歳シーズンの女王となった直後から3歳シーズンも目指すと公言し、そのタイトルも近づいている。ただこれまでのグランダム・ジャパンでは、2歳シーズンの女王になった馬が、その後の3歳シーズンもしくは古馬シーズンでも優勝した馬は出ていない。エグジビッツはそのジンクスを破れるかどうか。遠征は慣れたものだが、この日の園田競馬場のピンポイント予報(2日前の予報)では最高気温24度。ここ数日に比べるとそれほど暑くはないが、まだ寒い北海道と比べるとかなりの気温差となるだけに、体調の変化には注意したい。
グランダム・ジャパンで上位に入る可能性を残しているのが、地元佐賀のル・プランタン賞を制したマイメン。その後、今年から佐賀の3歳一冠目となった佐賀皐月賞でも4着と好走。3歳になってからは、中央遠征を除けば、負けても勝ち馬からコンマ5秒差以内で崩れることも少ない。
レコパンハロウィーは展開やペース次第。名古屋の若草賞は直線の短い名古屋でも直線一気が決まったが、佐賀のル・プランタン賞では向正面でまったく行く気を見せず大きく離れたしんがり追走。それでも最後はきわどい3着まで追い込んできた。前走地元戦ではめずらしく馬群の中団あたりを追走したが、やはり全体がペースする向正面では行きっぷりが悪かった。それでも直線では馬群を割るように抜け出し、単独先頭に立っていたアンナラヴェリテと1着同着。地元戦でもそういう脚質では中心としては狙いにくい。
そのアンナラヴェリテは休養から復帰しての2戦で充実ぶりがうかがえた。今回は1700メートルへの距離延長がどうか。
ル・プランタン賞できわどい2着だった大井のアクアレジーナ、北海道から遠征を続けているプリムラジュリアンらにも上位食い込みのチャンスは十分。
◎2エグジビッツ
○10マイメン
▲5レコパンハロウィー
△1アンナラヴェリテ
△12アクアレジーナ
△11プリムラジュリアン
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