グランダム・ジャパン3歳シーズンのラス前だが、今シーズンはここまで対象レースで2勝を挙げた馬がなく、さらにポイントトップのスターレーンが地元戦にもかかわらず放牧に出てしまって不在。今年から最終戦にエクストラポイント(地方先着馬に加算される)が設定されたため、多くの馬にチャンスがある。
そしてこののじぎく賞は大混戦。メンバー中唯一重賞を勝っている高知のタッチスプリントがひとまず中心。前走東海クイーンカップでは見せ場なく5着に負けたのが気になるところだが、高知移籍後、中央挑戦以外で連対を外したのはその前走だけ。距離的なところでも1800メートルの花吹雪賞で2着があるだけに、相手関係からもむしろプラスにとらえるべきだろう。グランダム・ジャパン3歳シーズンでは前述のとおりスターレーンが戦線離脱したため、目下2位のタッチスプリントが勝てば俄然優位に立つ。
東海クイーンカップで5番人気ながら2着に好走したのがアペリラルビー。続く前走駿蹄賞でも牝馬最先着の4着は評価できる。
スダチチャンは、梅桜賞3着、ル・プランタン賞4着という実績。それらのレースで先着されたヤマミダンス、スターレーンという、この世代の地方競馬を代表する牝馬が不在となればチャンスはありそう。
4月27日の3歳AB特別で、そのスダチチャンを負かしたのがエイシンユートピア。門別1勝からの転入で、園田では6戦して、その前走が2勝目。徐々に力をつけてきているが、重賞初挑戦でどうか。
目下2連勝と調子を上げてきたハヴアナイスディは距離延長がどうか。
佐賀で9戦してすべて3着以内というウイニングムスメはこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎10タッチスプリント
◯1アペリラルビー
▲5スダチチャン
△6エイシンユートピア
△9ハヴアナイスディ
△8ウイニングムスメ
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