センゴクエースにとっては、2歳シーズンにつづいて4歳シーズンの三冠達成がかかる一戦。障害に不安があるためそれを期待して穴を狙うという手もないではないが、すでに古馬相手にこの重量は何度も経験、しかも定量戦でもあり同世代同士では能力の違いは明らか。この馬を2着以下と考えるのはリスクのほうが大きい。よって馬券は1着固定。
相手筆頭は、2歳時からこの世代のナンバー2的存在のキンメダル。柏林賞こそ崩れたものの、はまなす賞3着、銀河賞2着と堅実に上位に食い込んでいる。今シーズンまだ勝ち星がないとはいえ、近走のA1クラスでは確実に掲示板内を確保しており、センゴクエースを別格とすれば能力上位は間違いない。
シリウスの前走は障害を越えられずに大敗したが、それまで4戦連続連対と高いレベルで好調持続。銀河賞で6着だった当時より力をつけている。
イノリノチカラは、柏林賞3着、銀河賞5着とまずまずの好走。ここに来てB1級で2着、1着なら上積みはありそう。
バウンティハンターは銀河賞でしんがり負けを喫して以降落ち込んでいるが、柏林賞2着、はまなす賞勝ちがあり、そろそろ復活が期待される。
メムロコマチはB2級までではあるものの、目下4戦連続連対と、その勢いに期待してみる。
◎3センゴクエース
◯8キンメダル
▲10シリウス
△7イノリノチカラ
△6バウンティハンター
△9メムロコマチ
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実力では園田金盃を勝ったバズーカだが、今回は他馬より3キロ以上重いハンデが悩ましい。そこで本命は明け4歳だが55キロで出走のエイシンニシパ。前走笠松グランプリの7着は久々の短距離戦で、しかもコースレコードの高速決着だった。管理する橋本忠男調教師は、翌4日の開催を最後に勇退となるそうだ。最後の重賞が引退の花道となるかどうか。
バズーカは園田金盃制覇が定量の56キロで、今回はハンデの58キロを克服できるかどうかに尽きる。
エイシンイーストは8月の摂津盃で2着があり、そのときと同じ54キロならチャンスはありそう。
前走兵庫クイーンカップを制したタガノトリオンフだが、牡馬との対戦では2走前の姫山菊花賞が54キロで4着で、今回55キロでどこまで。
A2特別で善戦している4歳のアサクサセーラは53キロの軽ハンデなら上位食い込みも。
◎11エイシンニシパ
◯2バズーカ
▲5エイシンイースト
△3タガノトリオンフ
△6アサクサセーラ
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好調馬が揃って難解な一戦。注目はカツゲキキトキトだが、問題は距離と斤量。1400メートル戦では2走前のターコイズオープンがたしかに完勝という内容だったものの、3コーナー過ぎから仕掛けたときの勢いがそれほどでもなく、逃げたハナノパレードを捉えるのに少し苦労していた。そして勝ちタイムは稍重で1分29秒2。
対してワールドエンドは水沢から名古屋の1400メートル戦で2連勝し、その勝ちタイムや斤量を比較すると、今回カツゲキキトキトのほうが2キロ余分に背負うとなれば、この条件ではワールドエンドが勝っていると見るべきだろう。それにしてもワールドエンドは、なぜ名古屋だとこんなに走るのだろう。
昨年秋にA1特別で2勝を挙げているヴェリテが3番手。
2走前がカツゲキキトキトの3着、前走がヴェリテの2着だったゴールドブラザー、さらに昨年8月22日のホウセンカ特別以降A級特別で3着以内を外していないアカデミックドレスらも上位に食い込む能力はある。
オンワードハドソン、ハナノパレードらも実力的に差はなさそうだが、9頭立てでそこまで手を広げるわけにもいかないので今回は見送る。
◎4ワールドエンド
◯3カツゲキキトキト
▲1ヴェリテ
△9ゴールドブラザー
△8アカデミックドレス
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