NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ばんえい競馬の古馬の一線級には、常に勝ち負けというタイプと、年に1、2度しか勝てないものの、ここ一番に強いというタイプがいる。10歳になったキタノタイショウは明らかに後者。今シーズンのばんえい古馬重賞戦線は、北斗賞、ばんえいグランプリで上位4着までを占めた4強という感じで推移しているものの、負担重量が重くなったどこかで狙おうと思っていたのがキタノタイショウ。昨シーズンも北見記念まで勝利がなく、7番人気での勝利だった。今シーズンは2走前に初勝利を上げており、昨年以上に調子を上げて臨んでくると見る。
相手筆頭は岩見沢記念を制したフジダイビクトリー。6歳2強のオレノココロ、コウシュハウンカイより10キロ軽い860キロで臨めるのは有利。
安定感ではコウシュハウンカイが抜群。今シーズンここまで13戦して3着以内を外したのはたった一度だけ。たとえトップハンデでもほとんど崩れることがないのは、これまでのレースで示しているとおり。
安定感ということでは、今シーズンのニュータカラコマはすばらしい。今季初戦のばんえい十勝オッズパーク杯こそ4着だったものの、その後は北斗賞の勝利を含め7戦連続連対中。ただ高重量戦になると、ときに苦戦することがあるので△まで。
オレノココロは、今シーズン挙げた2勝が、ばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリと、いずれも重賞。障害次第というところはありそう。
岩見沢記念3着のカイシンゲキも上位争いにからんでくる可能性はある。
◎5キタノタイショウ
◯6フジダイビクトリー
▲9コウシュハウンカイ
△3ニュータカラコマ
△4オレノココロ
△2カイシンゲキ
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