NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
今年初戦となる馬が6頭もいるうえに、門別コースが初めてという馬も4頭いて能力比較が難しい。
仕上がりがどうかだが、単に能力比較ということであればナムラビクターが最上位。重賞勝ちは2014年4月のアンタレスステークスGIIIだが、昨年も中央のGIIIで3着2回、4着1回。GIのチャンピオンズカップ9着も勝ち馬からは1秒差だ。田中淳司厩舎は毎年のようにタイトルを狙って中央のオープンや準オープンクラスから有力馬が転入してくるが、今年はこの馬で道営記念のみならず、実績的にはダートグレードも狙っているのではないだろうか。
コルージャは一昨年末の休み明け以降、中央の準オープンで4戦して2着2回という成績で転入。キャリアのほとんどをダート1800メートル前後の距離を使われてきているだけに、ここも力を発揮できる舞台だ。
既存勢力ではこのレース連覇のかかるウルトラカイザーに期待したいところ。昨年後半も瑞穂賞3着に道営記念2着。両レースの勝ち馬グランプリブラッドが昨年1月まで中央に在籍してダートの重賞やオープンで4着があったという実力。道営記念以来のシーズン初戦となるのは昨年と同じ。転入初戦の馬たちの実力を測る物差しになりそうだ。
昨年惜しくも三冠を逃したオヤコダカだが、昨年後半は瑞穂賞が2着で道営記念が7着。3歳ゆえともに55キロで出走していた。今回は4歳になって57キロを背負ってどこまでやれるか。
3年前のダイオライト記念JpnIIを制しているオースミイチバンだが、さすがに2年ぶりの実戦ではここは見送り。
◎8ナムラビクター
○2コルージャ
▲7ウルトラカイザー
△5オヤコダカ
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