NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
岩手ダービーダイヤモンドカップを回避したスペクトルがここに出てきた。5月3日のやまびこ賞では2着トーホクライデンに大差をつけて圧勝。1400メートルへの距離短縮や、他の牡馬より1キロ重い別定57キロなど不安材料はあるものの、力の違いで押し切ると見る。ロールボヌールが屈腱炎で長期休養という残念なニュースがあったばかりで、岩手のこの世代はひとまずこの馬に期待がかかる。
トーホクライデンはいまだ1勝のみだが、重賞では2着3回、3着1回。ロールボヌールやスペクトルに差をつけられて負けているとはいえ、崩れたのは芝のはまなす賞だけ。安定した成績から馬券の対象としては外せない存在。
ヴァイキングは岩手デビューで2戦して勝てなかったものの、門別で未勝利戦を勝つと、大井で3歳の下級条件とはいえ2勝を挙げて、さらに移籍した笠松では重賞を1戦(4着)して岩手に戻ってきた。さまざまな条件で揉まれて力をつけていることは間違いない。
ツクバグランディーは中央未勝利から転入して3歳の条件戦で6戦4勝2着2回。いきなり重賞のこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
グランダム・ジャパン3歳シーズンで総合2位となったホレミンサイヤは、牡馬との対戦であらためて実力が問われるところ。
◎10スペクトル
○5トーホクライデン
▲7ヴァイキング
△8ツクバグランディー
△3ホレミンサイヤ
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