今開催の古馬戦ではS1重賞のはがくれ大賞典が15日に行われ、このレースはA1・A2混合のS2重賞。2月28日の嘉瀬川賞を勝ったコパノエクスプレスが抜けて、その上位馬による再戦。
ここは嘉瀬川賞3着だったマイネルティンランの逆転に賭ける。2着マイネルパルフェとは1馬身差だが、マイネルティンランは中団よりうしろから追う展開で、ゴール前差を詰めたまでというレース。転入4戦目での慣れも見込め、位置取りや展開ひとつで結果は変わる。
一方のマイネルパルフェは、年明けの有明海特別(A1・A2)を勝ったあと3戦連続で2着。佐賀では2着3着が多く、相手なりに走るタイプなのかもしれない。
3番手には別路線組でブライトポジー。南関東B級から転入して2戦し、2着、3着だが、勝ち馬からはやや離されていた。南関東では1400~1600メートルを使われていただけに、今回1750メートルへの距離延長がどうか。
年が明けて今ひとつのレースが続いているコスモウィローだが、昨年後半の連戦連勝の頃の調子が戻るかどうか。
アルフェロアは年明けの九州オールカマーで3着があり、その力があれば上位争いも。
◎3マイネルティンラン
○6マイネルパルフェ
▲1ブライトポジー
△7コスモウィロー
△10アルフェロア
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金の鞍賞は差があっての6着だったオーヴァルブーケだが、ここにきてC3級からC2級で3連勝。前走の1400メートル戦も余裕があっての勝利。C1級に上がっても通用しそうで、金の鞍賞上位組とも互角以上に戦えるはず。
金の鞍賞を制したのがブルージャスティス。年明け初戦となった花吹雪賞でも、この世代の期待馬の1頭、ユズチャンに1馬身半差で食い下がっての2着なら、能力上位は間違いない。
リワードヘヴンも金の鞍賞は7着と惨敗だったが、その後に力をつけた。年明けは6戦して4勝、2着3着各1回。前走の勝利がようやくC3級だが、ここ2戦とも5馬身差の圧勝。古馬C級の上位クラスでも勝負になりそうなだけに、ここでも勝負になる。
金の鞍賞3着で、前走C2級の一般戦を勝ったサムライマジックも上位を争う力はある。
◎2オーヴァルブーケ
○3ブルージャスティス
▲6リワードヘヴン
△9サムライマジック
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今シーズン前半はまったくの不振だったフクドリだが、北見記念で今シーズンの初勝利を挙げると、帯広記念も勝利。その後の5戦は惨敗続きだが、700キロ台から800キロ台前半の、あまり重くない重量でのもの。ばんえい記念を見据えてということであれば、後半の古馬重賞2勝で実績は十分。
キタノタイショウは、ばんえい記念初挑戦の一昨年が3着で、昨年は5着。今シーズンの重賞ではばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったのみだが、帯広記念4着後は調子を上げてきている。もともとは高重量戦で期待された馬だけに、あらためての勝負がかりと見る。
連覇がかかるのがインフィニティー。700キロ台の負担重量で争われるドリームエイジカップを勝ったのはちょっと驚いたが、その重量で勝てたのはむしろプラスととらえたい。1トンの重量ではやはり外せない存在だ。
昨年3着のホリセンショウは、今回も早めに障害をクリアしてどこまで粘れるか。
フジダイビクトリーは今シーズン前半に重賞2勝を挙げたことで後半は重量に苦しんだ。ばんえい記念は初挑戦だが、一連の重賞のレースぶりから経験馬にも引けをとっていない。
ニュータカラコマは、ばんえい記念初挑戦となった昨年は4着。能力上位は間違いないが、岩見沢記念、北見記念、帯広記念という後半の高重量戦がいずれも着外という結果では、勝ち負けまでは厳しいかもしれない。
◎5フクドリ
○8キタノタイショウ
▲1インフィニティー
△9ホリセンショウ
△10フジダイビクトリー
△6ニュータカラコマ
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