同世代同士でハンデ差が上下40キロ。前哨戦の山鳩賞でも牝馬が上位を独占していたが、ここでも軽量で好調な牝馬から、7戦連続連対中のセイコークインから。
3連勝中のクインフェスタも魅力的だが、いずれも大接戦だった。セイコークインもそうだが、仕掛けのタイミング次第で着順はいくらでも変わりそう。
そこで軽量牝馬の間に割って入りそうなのが、トップハンデの1頭コウシュハウンカイ。さすがに前走古馬一線級との対戦では惨敗だったが、柏林賞での2着、はまなす賞の勝利は、やはり実力上位だ。
牡馬でも710キロのイッキフジ、ホクショウサスケも、ともに連続連対中と好調だ。
山鳩賞3着で、8月30日のA2戦で接戦の末セイコークインを負かしているコウシュハクィーンも実力では互角。
トップハンデのもう1頭、オレノココロは、山鳩賞では牝馬3頭から離されての4着で、ここでも40キロ差があるだけに勝ち負けまでは厳しいか。
◎8セイコークイン
○3コウシュハウンカイ
▲10クインフェスタ
△7イッキフジ
△6ホクショウサスケ
△5コウシュハクィーン
△9オレノココロ
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マイネルバルビゾンは、大井B級から転入初戦の前走、岩鷲賞を勝利。先行集団と離れた中団を追走し、強烈なまくりを決めて直線抜け出した。今回は2カ月ぶりの実戦に加え、地方では初距離となるマイル戦など、未知の部分はあるが、まだ5歳でもあり、今後への期待も込めての中心。
コミュニティは、みちのく大賞典のスタートでの落馬以降、結果が出ていない。とはいえマーキュリーカップJpnIIIでハナを叩いて1000メートル通過が60秒を切るというハイペースの演出は、ブービーに負けたとはいえ今後につながるレースだったのではないか。すずらん賞でもランドオウジをとらえられず2着だったが、まだ見限るのは早い。
ランドオウジは、早池峰賞、すずらん賞を含め今シーズン3勝。しかしそれはいずれも盛岡コースで、水沢での勝利となると昨年8月のA級二組戦までさかのぼる。岩鷲賞でも7着惨敗だっただけに、コースに不安があるのではないか。
すずらん賞は惨敗も、その後連勝の勢いがあるマイネルヴァルム、昨年終盤から年明けのトウケイニセイ記念まで重賞3連勝があったドリームクラフト、北海道から転入して2戦目の変わり身が期待されるカネマサゴールドらも、混戦だけにどの馬にもチャンスがありそう。
◎10マイネルバルビゾン
○7コミュニティ
▲9ランドオウジ
△8マイネルヴァルム
△3ドリームクラフト
△6カネマサゴールド
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ケージーキンカメは、地区交流のMRO金賞、古馬とのイヌワシ賞と、ともに惜しくも接戦の2着に敗れた。しかしさすがに地元の同世代同士となれば力が抜けている。近走急激に力をつけたという上がり馬もなく、ここは負けるわけにはいかない一戦だ。
相手は北日本新聞杯を制しているディアブレイズン。MRO金賞ではケージーキンカメ(2着)から3秒以上もの差をつけられて敗れている。その後古馬とのA4特別やA3特別で、ともにそれほどの差のない4着なら力をつけている。とはいえケージーキンカメは古馬重賞のイヌワシ賞でクビ差の2着だ。さすがに相手が悪い。
プラチナバディは、MRO金賞でディアブレイズンに先着しての7着。ここでは2着3着を争うことになりそうだ。
2歳時に重賞2着が2度のアキレウスは、北日本新聞杯でもディアブレイズンの2着。ただその後に古馬編入のB1戦を勝っているだけに、連下争いにはからんできそう。
2歳時に兼六園ジュニアカップを制したフューチャースターは、前々走で古馬のB1特別を勝利。ケージーキンカメ以外の上位馬となら差はない。
力をつけてきているサンセバスチャンは、3歳牝馬同士の加賀友禅賞では6着に敗れたが、巻き返しがかかる一戦。
◎2ケージーキンカメ
○1ディアブレイズン
▲4プラチナバディ
△10アキレウス
△9フューチャースター
△5サンセバスチャン
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