NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
地元に戻ればサイモンロードのスピードが違う。名古屋大賞典やかきつばた記念ではハナを切り、さらに前走の北海道スプリントカップでも楽な感じで差のない2番手を追走。さすがに中央との対戦ではそのまま逃げ切りというわけにはいかないが、東海勢同士でしかも800メートル戦なら、多少無理しての逃げでもそのまま押しきれるだろう。
ワールドエンドは、中央準オープンから転入して3着のあと2連勝。父サウスヴィグラスということもあり、前走A2の1600メートル戦での溜め逃げより、前走A1の1400メートル戦のように一気に行ってしまうほうが強いレースをする。中央での勝ち星も1000か1200メートルに限られるだけに、800メートル戦でも期待。サイモンロードよりも内枠に入っただけに、うるさい存在になりそう。
シンゼンユメノスケは中央未勝利から転入して順調にクラスを上げ、近走3連勝でA4まで制した。前々走、本レースのB級参考競走の勝ちタイムが48秒8。今年は昨年までこのレース3連覇のラブミーチャンが抜けての争いとなり、48秒台の持ちタイムなら勝負になりそう。
3歳の参考競走を勝ってきたエルベは、そのときの勝ちタイムが48秒4と、こちらも勝ち負けの水準にある。ただ今回初の古馬との対戦でどうか。
ズンダモチは北海道スプリントカップに遠征したものの、残念ながら出走取消。中央時はダート1200メートルを中心に使われていただけに、この馬も短い距離でこそ。
◎8サイモンロード
◯6ワールドエンド
▲2シンゼンユメノスケ
△4エルベ
△1ズンダモチ
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