黒船賞JpnIIIは苦しい競馬になったエプソムアーロンだが、地元高知同士ではいまだ負け知らず。距離も1600メートルなら問題なく、このレース連覇が期待できそう。
オオミカミの前走二十四万石賞は、雨で水の浮く馬場だからということもあったのだろう、後続を離して単騎での逃げに持ち込み、最後はリワードアンクに半馬身まで迫られたものの押し切った。断然人気のグランシュヴァリエは最後脚が上がり、2着馬からさらに6馬身差の3着に沈めた。今回もマイペースの逃げに持ち込めば、エプソムアーロンを苦しめる場面はあるかもしれない。
ブレーヴキャンターは、前走東京スプリントJpnIIIの前まで地元で11戦連続3着以内。その中には、先日のオグリキャップ記念を制したリワードレブロンを負かしての特別戦(3月2日・キンメ鯛の煮こごり特別)勝利というのもあった。今回はちょっと相手が悪いが、昨年1月には久松城賞制覇があるように、地元同士なら重賞を勝てる力はある。
ナムラハンターは、もともと中央オープンの実績馬で、昨年のこのレースでは3着。重賞で上位争いはたびたびあるが、今年になって重賞ではやや苦戦しているのが気になるところ。
ビーボタンダッシュは昨年末の高知県知事賞で2着と好走。今年はやや低迷しているが、馬自体は元気で、いずれどこかであっと言わせる場面があるかもしれない。
◎7エプソムアーロン
○2オオミカミ
▲1ブレーヴキャンター
△5ナムラハンター
△9ビーボタンダッシュ
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コパノバウンシは、グランダム・ジャパン3歳シーズン第2戦の若草賞で、先行して粘って2着。今回の相手は地元のあやめ賞組か、ル・プランタン賞の惨敗組かとなるが、あやめ賞最先着のフラッシュモブが、若草賞上位組が出走していた名古屋・梅桜賞で6着だったことを考えれば、実力的にはコパノバウンシが最上位と考えていいだろう。ただサウスヴィグラス産駒でもあり、1600メートル戦で惨敗があるように距離がどうか。内枠からすんなりハナでマイペースで逃げられれば。
フラッシュモブは、笠松から転入初戦のあやめ賞で2着。3コーナー過ぎで先頭に立ち、最後はアイスカチャンにハナ差交わされたが、3着ジャリーヴには7馬身差をつけた。すでにキャリア25戦。2歳時より馬体が減っているのが気になるところで、馬体を戻して上積みがあるかどうか。
ジャリーヴもあやめ賞が中央からの転入初戦。中央時はデビュー2戦目の未勝利戦を勝ち、前回が3カ月ぶりだったことを考えれば、こちらも上積みがあればというところ。あとは1600メートルが初めてで、距離も課題となりそう。
ターントゥタイドは、デビューから3連勝で若鮎賞を制したときは期待されたが、その後は1勝を加えたのみ。とはいえ、12月のプリンセスカップは3着だったが地元最先着。金杯は牡馬が相手。あやめ賞は冬休み明けだった。それらを考えれば、叩き2戦目の上昇は期待できる。ただ結果を残してきたのが盛岡の芝というのが気になるところ。
◎3コパノバウンシ
○2フラッシュモブ
▲7ジャリーヴ
△11ターントゥタイド
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