6頭立てとはちょっとさびしいチャンピオンカップとなった。ある意味で特殊な重量を負担するばんえい記念では2004年に5頭立てということがあったが、そのほかの重賞を見ても7頭立てがまれにあったくらいで、重賞で6頭立てというのは、かなりめずらしい。
キタノタイショウは、帯広記念2着、続く睦月特別1着で、復活なったかに思えたが、その後の2戦は掲示板にも載れず。とはいえこの馬はおそらくばんえい記念狙いだろうから、700キロ台の負担重量のレースは流れが合わず、今回の820キロでもまだ軽いという可能性はある。ただ700キロ台のトップハンデで惨敗したここ2戦のようなふがいないレースはしないはず。
人気は2連勝中のニュータカラコマだろうか。今シーズンの重賞では岩見沢記念を制したが、その後も意外にハンデは重くならず、ここ2戦の連勝も、ともにトップハンデではなかった。今回も、ホクショウダイヤ、キタノタイショウより10キロ軽い810キロなら勝ち負けは間違いない。
帯広記念を9番人気で制してアッと言わせたホリセンショウだが、その後のレースぶりからさらにここで重賞連勝とまでは考えずらい。
ばんえいグランプリを制したホクショウダイヤ、北斗賞を制したインフィニティーは、ともにその重賞以来勝ち星がなく、連下争いまで。
◎4キタノタイショウ
◯5ニュータカラコマ
▲6ホリセンショウ
△2ホクショウダイヤ
△1インフィニティー
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佐賀記念JpnIIIはやはり厳しいレースとなったが、九州大賞典、中島記念と連勝したデュナメスが地元同士なら中心はゆるぎない。
注目は中央準オープンから転入2戦目となるドリームゴスペル。前走転入初戦の唐津湾賞は、中団の内を追走から向正面で軽く仕掛けると、そのまま最内から先頭に立ち、4コーナーから後続の脚色を確認しながら余裕の勝利となった。デュナメスを負かすとすればこの馬。今後佐賀の中長距離路線の中心的存在となる可能性もある。
ディアフロイデは、中央1000万下から転入して、A1・A2特別から九州オールカマーを連勝。前走鶴見岳賞は4着に敗れたが、これは勝ったのがエスワンプリンスでは相手が悪かった上に、1400メートルは距離が短すぎた。2000メートルに戻って、上記2頭と好勝負なら今後が楽しみになる。
九州オールカマー、唐津湾賞でともに2着のゴールドマイン、九州オールカマー3着のメイホウホップは連下争いまで。
◎10デュナメス
◯7ドリームゴスペル
▲2ディアフロイデ
△4ゴールドマイン
△9メイホウホップ
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