コウシュハウンカイがばんえい菊花賞に続いての2冠を狙う。ばんえい大賞典では3着だったものの、その後はばんえい菊花賞制覇も含めて8戦連続連対と、この秋は勢いに乗った。前走では7着に敗れたものの、古馬A1混合で、今回のメンバーが普段戦っている相手よりかなり格上が相手。同世代同士で、しかも定量なら負けられない。
オレノココロは、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞でともに2着。特に菊花賞は、コウシュハウンカイと同じ700キロで2秒5差とほとんど差はなかった。ここに来てB1特別を連勝と、さらに上のクラスに上がっても勝負になる力はある。勝つのはこの2頭のどちらか。
セイコークインは、ばんえい菊花賞3着、ばんえいオークス2着を含め8月以降14戦連続して3着以内という安定ぶり。ただ定量となって上記2頭をはじめとした牡馬との対戦で勝ち切れるまでの力があるかどうか。
ソウクンボーイは、2歳シーズンにヤングチャンピオンシップ制覇など賞金を稼いだため、それによる負担重量増もあって3歳シーズンの重賞戦線ではいまひとつの成績。ただここにきて2連勝と調子を取り戻してきている。
ばんえい大賞典を制し、ばんえいオークスでも僅差3着のコウシュハクィーン、ばんえい菊花賞では勝ったと思ったところゴール上で止まって4着と惜しいレースをしていたクインフェスタらも、展開次第ではチャンスはある。
◎1コウシュハウンカイ
◯3オレノココロ
▲6セイコークイン
△2ソウクンボーイ
△5コウシュハクィーン
△7クインフェスタ
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ランドオウジはこの秋、1400~1600メートルの重賞を4戦して、勝ち星はないものの2着1回、3着2回。惨敗はJpnIの南部杯のみ。前走、不良馬場の栗駒賞は、ドリームクラフトに5馬身ちぎられたが、早めに逃げ馬を捕まえに行ってのもの。地元同士なら安定したレースを続けており、鞍上が村上忍騎手になるのも心強い。重賞初制覇に期待したい。
ドリームクラフトは、この秋やや崩れることもあったが、それはいずれも盛岡コース。水沢では7月の岩鷲賞制覇に、前走栗駒賞は5馬身差圧勝。ほかに9月の青藍賞での2着もあり、水沢コースは確実に走る。重賞連勝も狙えそうだ。
ダートのマイル戦では、14戦9連対という高連対率を誇るのがスーパーワシントン。昨年のこのレースでは9着だったが、年明け、同じ水沢1600メートルのトウケイニセイ記念では6番人気で2着と、馬連万馬券の片棒を担いだ。栗駒賞はやや離されての5着だったが軽視はできない。
絆カップを11番人気で制したヒカルジョディーや、今シーズン岩手に転入して重賞7戦で2着1回3着3回というスズヨシーズンも3連複3連単では無視できない。
◎4ランドオウジ
◯7ドリームクラフト
▲2スーパーワシントン
△6ヒカルジョディー
△9スズヨシーズン
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