NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
8月4日に行われる地方全国交流・せきれい賞の前哨戦で、今年から重賞格上げとなった。
芝1700メートルの盛駿会会長杯を勝ったメスナーが芝で連勝を狙う。中央では芝のマイル戦を中心に使われ、今シーズン開幕後に岩手に転入。A級一組戦、シアンモア記念と、ダートでは勝ち馬から離されての敗戦だったが、前走の芝で変わり身を見せた。課題は初距離だが、中央の芝と違ってゆったり流れる地方の長距離戦なら克服できるだろう。
盛駿会会長杯でメスナーに1馬身半差で2着だったのがコスモプランタン。中央では未勝利を脱出できなかったが、芝の1800~2400メートルを使われていた。距離適性で逆転の可能性も。
シルククレヴァーは大井から転入し、ダートで1、3、1着。特に前走のA級戦では、2着に6馬身差をつける圧勝だった。中央でデビューし2戦は芝を使われたが、適性がないと判断されたのか、それ以降はダートを使われ、未勝利のまま大井に移籍した。能力的にはこのメンバーなら通用しそうだが、あとは4年半ぶりに走る芝がどうか。
盛駿会会長杯で3着のアロマンシェスも今シーズン岩手に転入。準オープンで芝を走っていただけに、中央時代の格付けではメスナーやコスモプランタンよりも上。9歳だが能力発揮なら一発があるかもしれない。
リュウノヒーローは、昨年のせきれい賞で3着。前走盛駿会会長杯は7着だったが、勝ち馬からコンマ8秒差と、それほど離されてはいない。巻き返しがあるかどうか。
◎10メスナー
◯3コスモプランタン
▲9シルククレヴァー
△12アロマンシェス
△5リュウノヒーロー
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