NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
マンオブパーサーが断然かと思われていた佐賀の古馬戦線だが、そのマンオブパーサーが中島記念で3着、九州オールカマーで2着に敗れた。一方で、昨年秋に大井から転入してきたフリートアピールが年末から年明けにかけて4連勝。さらに2月26日の嘉瀬川特別でそのフリートアピールを相手にカミノチカラが圧勝して、古馬戦線は混沌としてきた。
前走2着に敗れたとはいえ、5戦連続連対と安定した成績のフリートアピールを軸に狙う。南関東では重賞で上位争いをしていた実力の持ち主だけに、マンオブパーサーが万全の状態に戻ったとしても好勝負は可能だろう。
相手にはヘイアンレジェンド。前走佐賀記念JpnIIIを度外視すれば、中島記念、九州オールカマーと、ともにマンオブパーサーに先着。ここにきて力をつけたと見る。
カミノチカラもここのところ4戦連続連対。しかも900メートルから2000メートルまで距離にも融通がきく。前走逃げ切りでフリートアピールをぶっちぎったレースぶりは圧巻で、その再現の可能性もある。
近走のレースぶりからマンオブパーサーは△にせざるをえなかったが、体調万全ならもちろん圧勝まであっておかしくはない。
いずれにしてもこの4頭の勝負だろう。
◎フリートアピール
○ヘイアンレジェンド
▲カミノチカラ
△マンオブパーサー